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2007/2/5 18:53

収拾のつかないUCIとグランツール主催者側の対立


UCIマックエイド会長
『開催中のツール・ド・ランカウイに姿を見せたUCIマックエイド会長』
出場チームに関して、パリ〜ニースを主催するASO(ツール主催者)とUCI(国際自転車競技連盟)の間で冷戦が巻き起こっている。ブエルタ主催者のUnipublicもプロツアーチームのユニベットを出場させない意向を示すなど、両者の溝は広がるばかりだ。

事の発端はグランツール主催者のASO、RCSスポルト、UnipublicがUCIプロツアー制度からの離脱を発表したことにある。この3団体はグランツールのみならず、ミラノ〜サンレモなどのプロツアー主要レースも主催している。

そしてその後、今シーズンからプロツアーチーム入りを果たしたユニベットチームをプロツアーレースのパリ〜ニースに出場させず、代わってプロコンチネンタルチームのアグリチュベルに出場権を与えると主催者のASOが発表。このことは明らかにグランツールでの独自チーム選定への布石であり、大きな波紋が広がった。

これに対してプロチームの選手達によって構成されるCPA(自転車選手協会)はブリュッセルで会合を開き、独自の判断で出場チームを選定するというグランツール主催者側の姿勢を批判している。この会合にはUCI会長のマックエイド氏も出席し、プロツアー制度について説いた。

収拾のつかないこの状況に、UCIはウェブサイトで声明を出し、UCIの言葉を借りれば、「自分で自分の首を絞めている」ASOに対してルールに従うよう改めて警告した。

UCI会長のマックエイド氏はフランスのレキップ紙の記事の中で「パリ〜ニースを問題なく開催したい」と強調した上で、「主催者はルールに従うべきだ」と改めて主張。「プロツアー制度は閉鎖的なものではなく、中立なルールに則ったものだ。出場条件に関してはUCIプロツアー審議会が決定するもので、主催者側にその権限は無い。ASOの目的はプロツアー制度の崩壊だ。」と述べた。

そして今回、ブエルタ主催者のUnipublicがASOに賛同する形で、ユニベットチームに出場権を与えない事を発表。一方で、ディフェンディングチャンピオンのアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)擁するアスタナには出場権を与えるという。

この論争の先に解決策を見いだす事はできるのだろうか。3月に開幕するパリ〜ニースまで既にカウントダウンは始まっている。

text:Kei.TSUJI
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