2006/10/22 0:51


2006年10月21日、ジャパンカップ男子オープンレースが行われ、昨年6位だった西谷雅史(オーベスト)が逃げグループからさらに抜け出し、勝利を決めた。
昨年の覇者村山規英(ブリヂストンアンカー)を擁するブリヂストンアンカー勢は6名がエントリーし、チームとして連覇に高いモチベーションで臨んだ。
レースは14.1kmの周回コースを5周に最終周10.3kmを加えた80.8kmで行われた。1周目の古賀志林道の上りは、この日が誕生日のディフェンディングチャンピオン、村山が先頭で通過。静かに進行するかに見えたレースはこの後、めまぐるしく展開することになる。
この1周目で最初に抜け出しに成功したのは相川将(ブリヂストンアンカー)と鈴木譲(YOU CAN)の2人。2周目で鈴木が遅れるが、相川は3周目も逃げ続ける。
だが、山岳賞のかかった3周目の古賀志林道で、集団から森山大知(ミヤタスバル)がアタックすると、相川は吸収。森山が単独で山頂を通過し、山岳賞を獲得した。
森山が集団に戻ったのち、米山一輝(ラバネロ)がアタックをかける。20秒ほどの差を後続に対し維持したが、3周目が終わる頃に追走グループと合流した。
4周目、先頭は米山、序盤に逃げた相川、江藤真輔(セレーノじてんしゃの杜)の3人に。古賀志林道の上りで米山、江藤は遅れ、相川が単独で通過する。この周回を終えて先頭は相川、西谷雅史(オーベスト)、飯野嘉則(ラバネロ)の3名となった。
最終周となる5周回目に入るやいなや、西谷が強烈なペースアップをはかる。これにたまらずちぎれたのはここまで足を使いすぎた相川。飯野も西谷にやや差を開けられてしまう。古賀志林道は西谷が単独で先頭通過。飯野が続く。
勝負は西谷と飯野のマッチレースにもちこまれた。鶴カントリークラブの最後の上りで西谷がアタック。飯野を振り落とすと、そのまま単独でゴールへと現れた。昨年3位に甘んじた西谷が嬉しい勝利を挙げることとなった。
2位の飯野は昨年のジャパンカップをエリートカテゴリーで走り、序盤逃げに乗るなど今後の躍進に期待したい若手選手だ。3位争いは3人のスプリントになり、福田真平(spacabikes.com)がこれを制した。
39歳の西谷は99年に3位になっている。今回の優勝はじつに7年越しの優勝となる。ツール・ド・おきなわ市民200kmの覇者としても知られ、「ホビーレース界のビッグボス」的存在だが、プロ予備軍のこのレースを征して大きなステイタスを手に入れた。「サイクルショップ・オーベスト」を経営する店長であり、クラブチーム「オーベスト・ラピエール」のキャプテンである。
「いちばん勝ちたかったこの大会。ようやく勝てて何も言うことがありません。ただただ、『やった! 最高』です。僕は上りで余裕があったけれど、今日脚がいちばんあったのは飯野選手(ラバネロ)だと思う」と謙遜してみせた。これで「日本最速のショップ店長」というあだ名がつきそうだ。
■ジャパンカップ男子オープン結果
1位 西谷雅史(チーム オーベスト) 2h10'17"
2位 飯野嘉則(スミタラバネロパールイズミ) +21"
3位 福田真平(spacabikes.com) +1'00"
4位 山下貴宏(ミヤタスバル)
5位 相川将(チームブリヂストン・アンカー)
6位 奈良基(ダイハツ・ボンシャンス) +1'13"
text:Yuta.OMATA


ジャパンカップ2006 男子オープンレース
西谷雅史(オーベスト)が逃げ切り勝利
![]() |
| 『力で2位以下をねじ伏せた西谷雅史(オーベスト)文句のつけようのない見事な独走勝利だ』 |
![]() |
| 『表彰台上、左から3位福田真平(spacabikes.com)、優勝した西谷雅史(オーベスト)、2位の飯野嘉則(スミタラバネロパールイズミ)』 |
昨年の覇者村山規英(ブリヂストンアンカー)を擁するブリヂストンアンカー勢は6名がエントリーし、チームとして連覇に高いモチベーションで臨んだ。
レースは14.1kmの周回コースを5周に最終周10.3kmを加えた80.8kmで行われた。1周目の古賀志林道の上りは、この日が誕生日のディフェンディングチャンピオン、村山が先頭で通過。静かに進行するかに見えたレースはこの後、めまぐるしく展開することになる。
この1周目で最初に抜け出しに成功したのは相川将(ブリヂストンアンカー)と鈴木譲(YOU CAN)の2人。2周目で鈴木が遅れるが、相川は3周目も逃げ続ける。
だが、山岳賞のかかった3周目の古賀志林道で、集団から森山大知(ミヤタスバル)がアタックすると、相川は吸収。森山が単独で山頂を通過し、山岳賞を獲得した。
森山が集団に戻ったのち、米山一輝(ラバネロ)がアタックをかける。20秒ほどの差を後続に対し維持したが、3周目が終わる頃に追走グループと合流した。
4周目、先頭は米山、序盤に逃げた相川、江藤真輔(セレーノじてんしゃの杜)の3人に。古賀志林道の上りで米山、江藤は遅れ、相川が単独で通過する。この周回を終えて先頭は相川、西谷雅史(オーベスト)、飯野嘉則(ラバネロ)の3名となった。
最終周となる5周回目に入るやいなや、西谷が強烈なペースアップをはかる。これにたまらずちぎれたのはここまで足を使いすぎた相川。飯野も西谷にやや差を開けられてしまう。古賀志林道は西谷が単独で先頭通過。飯野が続く。
勝負は西谷と飯野のマッチレースにもちこまれた。鶴カントリークラブの最後の上りで西谷がアタック。飯野を振り落とすと、そのまま単独でゴールへと現れた。昨年3位に甘んじた西谷が嬉しい勝利を挙げることとなった。
2位の飯野は昨年のジャパンカップをエリートカテゴリーで走り、序盤逃げに乗るなど今後の躍進に期待したい若手選手だ。3位争いは3人のスプリントになり、福田真平(spacabikes.com)がこれを制した。
39歳の西谷は99年に3位になっている。今回の優勝はじつに7年越しの優勝となる。ツール・ド・おきなわ市民200kmの覇者としても知られ、「ホビーレース界のビッグボス」的存在だが、プロ予備軍のこのレースを征して大きなステイタスを手に入れた。「サイクルショップ・オーベスト」を経営する店長であり、クラブチーム「オーベスト・ラピエール」のキャプテンである。
「いちばん勝ちたかったこの大会。ようやく勝てて何も言うことがありません。ただただ、『やった! 最高』です。僕は上りで余裕があったけれど、今日脚がいちばんあったのは飯野選手(ラバネロ)だと思う」と謙遜してみせた。これで「日本最速のショップ店長」というあだ名がつきそうだ。
■ジャパンカップ男子オープン結果
1位 西谷雅史(チーム オーベスト) 2h10'17"
2位 飯野嘉則(スミタラバネロパールイズミ) +21"
3位 福田真平(spacabikes.com) +1'00"
4位 山下貴宏(ミヤタスバル)
5位 相川将(チームブリヂストン・アンカー)
6位 奈良基(ダイハツ・ボンシャンス) +1'13"
text:Yuta.OMATA
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