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2006/7/16 3:12

ツール・ド・フランス2006第13ステージ

逃げたフォイクトが勝利し、急上昇ペレイロがマイヨジョーヌ獲得


ゴール
『第13ステージゴールシーン』
フォイクト
『勝利し笑顔のイェンス・フォイクト(ドイツ、CSC)』
ペレイロ
『 勝負には負けたがマイヨジョーヌを獲得したオスカル・ペレイロ(スペイン、ケスデパーニュ)』
シャバネル
『 最後にちぎれたシルヴァン・シャバネル(フランス、コフィディス)とマヌエル・クインツィアート(イタリア、リクイガス)』
フォイクト
『 区間勝利を飾ったイェンス・フォイクト(ドイツ、CSC)』
ペレイロ
『 大逃げにのったオスカル・ペレイロ(スペイン、ケスデパーニュ)がマイヨジョーヌを獲得』
2006年7月15日、ツール・ド・フランス第13ステージがベジエール〜モンテリマール間の230kmで行われ、20km過ぎで抜け出した4人の逃げグループからイェンス・フォイクト(ドイツ、CSC)が展開をうまく読んで勝利を収めた。

前日の第12ステージに続いて、平坦ステージとなった第13ステージ。230kmという長距離と4級山岳が5つあるプロフィールから、逃げを狙う選手にチャンスのあるステージになることが予想された。

レースはスタート直後からアタックが頻発。決定的な逃げに至ったのは21km地点、イェンス・フォイクト(ドイツ、CSC)、オスカル・ペレイロ(スペイン、ケスデパーニュ)、シルヴァン・シャヴァネル(フランス、コフィディス)、アルノー・コイヨ(フランス、コフィディス)、マヌエル・クインツィアート(イタリア、リクイガス)、アンドレー・グリブコ(ウクライナ、ミルラム)の6人。

足の揃ったメンバーによる逃げグループの走りにコイヨは29km地点で脱落したが、残りの5人は快調にペースを刻んでいく。

メイン集団はマイヨジョーヌを着るフロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)擁するフォナックがコントロールするが、ペースは上がらない。

スプリンターを擁するチームも自らレースを作ることが無く、逃げる5人との差は広がり続ける。その差は61kmを越えたところで11分5秒、146km地点では20分38秒まで広がった。

逃げる5人の中で、最も総合成績の良いペレイロは28分50秒遅れの46位につけており、にわかにマイヨジョーヌ獲得を視野に入れての逃げとなる。フォナックはマイヨジョーヌに対する執着を見せること無く、一定のペースで集団を引き続ける。

逃げる5人の勝負が始まったのは205km地点の最後の4級山岳に差しかかってから。グリブコがアタックを見せ、追いついたクインツィアートがさらにアタック。フォイクト、シャヴァネル、ペレイロはこの動きについていくが、脚を使ったグリブコがここで脱落。

なおも4人で逃げ続ける先頭グループの次の動きは215km地点のシャヴァネルのアタック。しかしこれも吸収され、勝負は振り出しに。フォイクトはローテーションのたびに各選手に視線を与え、見えないプレッシャーをかける。

そのフォイクトが残り4kmでアタックすると、ついていけたのはペレイロのみ。クインツィアート、シャヴァネルはここでちぎれる。フォイクトは2001年のツールでもブラッドリー・マクギー(オーストラリア、フランセーズデジュー)とのマッチレースを制して勝利しており、この展開は得意とするところ。

ゴール前1kmでけん制が入るが、フォイクトがスピードを上げるとペレイロは追いすがるのが精一杯で、そのままフォイクトを先頭にしてゴール。フォイクトが5年ぶり2度目の勝利を上げた。

3位にはシャヴァネル、続いてクインツィアートが入った。遅れたグリブコは単独で5位ゴール。

先頭グループがゴールした後もメイン集団を引くフォナックはぺースを上げること無く、淡々とゴールを目指す。結局最後までスピードは上がらず、メイン集団は29分57秒遅れでゴール。

この結果、ペレイロがマイヨジョーヌを獲得に成功。めまぐるしくマイヨジョーヌの変わる今年のツール。本格的な山岳を前にしてのマイヨジョーヌ交代劇は今後の展開に影響を与えそうだ。


ステージ結果 1位 イェンス・フォイクト(ドイツ、CSC)           5h24'36"
2位 オスカル・ペレイロ(スペイン、ケスデパーニュ)
3位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、コフィディス)    +00'40"
4位 マヌエル・クインツィアート(イタリア、リクイガス)        
5位 アンドレー・グリブコ(ウクライナ、ミルラム)       +06'24"
6位 ロビー・マキュアン(オーストラリア、ダヴィタモンロット) +29'57"
7位 ベルナード・アイゼル(オーストリア、フランセーズデジュー)
8位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)
9位 カルロス・ダクルズ(フランス、フランセーズデジュー)
10位 アルノー・コイヨ(フランス、コフィディス)


個人総合時間賞(マイヨジョーヌ) 1位 オスカル・ペレイロ(スペイン、ケスデパーニュ)     59h50'34"
2位 フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)       +01'29" 
3位 シリル・デッセル(フランス、アージェードゥーゼル)     +01'37"
4位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)          +02'30"
5位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、ダヴィタモン・ロット)  +02'46"
6位 カルロス・サストレ(スペイン、CSC)           +03'21"
7位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、Tモバイル)       +03'58"
8位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル)     +04'51"
9位 ファンミゲール・メルカド(スペイン、アグリチュベル)    +05'02"
10位 クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)   +05'13"

個人総合ポイント賞(マイヨヴェール) 1位 ロビー・マキュアン(オーストラリア、ダヴィタモン・ロット)252
2位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)       222
3位 オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)        207

個人総合山岳賞(マイヨブランアポワルージュ) 1位 ダビ・デラフエンテ(スペイン、サウニエルデュバル)     80
2位 シリル・デッセル(フランス、アージェードゥーゼル)     62
3位 ファビアン・ウェーグマン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)   61

新人賞(マイヨブラン) 1位 マークス・フォーテン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)   59h56'20"
2位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)         +12'15"
3位 マチュー・スプリック(フランス、ブイグテレコム)     +27'16"

チーム総合成績 1 CSC                           179h23'50"
2 ケスデパーニュ                       +15'53"
3 Tモバイル                         +22'05"



ツール・ド・フランス2006 第13ステージグラフィックス

text.Yuta.OMATA
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