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2006/7/9 20:03

ツール・ド・フランス2006第7ステージ

TTスペシャリストの証明 ゴンチャールが勝利しマイヨジョーヌ


ゴンチャール
『ステージ勝利を収めたセルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル)』
ミラー
『レース感の戻らないデーヴィット・ミラー(イギリス、ソニエルデュバル)』
ジュリック
『落車リタイアとなったボビー・ジュリック(アメリカ、CSC)』
ランディス
『区間2位に入ったフロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)』
ロジャース
『アルカンシェルを着るマイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル)』
2006年7月8日、ツール・ド・フランス2006第7ステージがサン・グレゴワール〜レンヌ間の52km個人タイムトライアルで行われ、ベテランTTスぺシャリストのセルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル)が優勝してマイヨジョーヌも獲得した。

52kmの個人タイムトライアルのコースは、前半こそアップダウンがあるものの、後半は平坦基調が続く、地足を問われるTTスペシャリストのためのレイアウト。近年のTTスペシャリストの名を欲しいままにするデイヴィット・ザブリスキー(アメリカ、CSC)や、現TT世界チャンピオンのマイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル)、ベテランのセルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル)、復帰したてのデーヴィット・ミラー(イギリス、ソニエルデュバル)に有利と目されていた。

さらにこの日はマイヨジョーヌの移動も予想され、上位に来ているオールラウンダータイプの選手の結果にも注目が集まった。なかでもこの日までで総合5位につけるジョージ・ヒンカピー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)、7位のパオロ・サヴォルデッリ(イタリア、ディスカバリーチャンネル)、8位のフロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)らTTに強い選手に期待が寄せられた。

レースは序盤、スウェーデンTTチャンピオンのグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、フランセーズデジュー)がマークした1時間3分17秒を、ドイツTTチャンピオンのセバスティアン・ラング(ドイツ、ゲロルシュタイナー)が1時間2分47秒のタイムで更新すると、しばらくこのタイムを脅かす選手は現れなかった。

イヴァン・バッソ(イタリア)を欠くチームCSCのエースとして期待されるボビー・ジュリック(アメリカ、CSC)がコーナーをうまくこなせずに落車し、救急車で搬送されるアクシデントも起こる。

そのCSCで今日の勝利を期待されるザブリスキーは、中間計測ポイントをそつのないタイムで通過したが、ゴールはラングに及ばない1時間3分40秒に終わった。

そんな中、ラングのタイムを更新したのは総合10位につけていたゴンチャール。すべての中間計測地点のトップタイムを塗り替える走りを見せ、1時間1分43秒でゴール。暫定マイヨジョーヌに躍り出る。

そのあとに好タイムを出したのはランディス。メカトラブルでバイク交換を強いられたものの、ゴールタイム1時間2分44秒でラングを上回って暫定2位となる。その一方で期待されたヒンカピーはタイムを伸ばせず、1時間4分25秒に終わった。

この日マイヨジョーヌ有力候補だったTT世界チャンピオンのロジャースもラングには届かず、1時間3分7秒の暫定4位でゴール。マイヨへの望みは消えた。

マイヨジョーヌを着る最終走者、トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)はゴンチャールから3分52秒遅れの41秒遅れに終わり、この日でマイヨジョーヌを手放すことになった。

ステージ優勝を挙げたゴンチャールはこれまでジロのTTで勝利したことはあったが、ツールでの勝利は初めて。先に行われたジロ・デ・イタリアでマリアローザを着たゴンチャールが、ツールでもマイヨジョーヌを着ることに成功した。

総合2位にはランディス、3位にはロジャースが入った。4位にパトリック・シンケウィッツ(ドイツ、Tモバイル)、6位にアンドレアス・クレーデン(ドイツ、Tモバイル)とチー
ムTTの後ではないのにTモバイル勢が上位を占める結果となった。


ステージ結果 1位 セルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル)     1h1"43'
2位 フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)       +1"01'
3位 セバスティアン・ラング(ドイツ、ゲロルシュタイナー)   +1"04'
4位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル)    +1"24'
5位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、フランセーズデジュー)                                 +1"34'
6位 パトリック・シンケウィッツ(ドイツ、Tモバイル)     +1"39'
7位 マークス・フォーテン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)    +1"42'
8位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、Tモバイル)      +1"43'
9位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)         +1"44'
10位 ヨースト・ポストゥーマ(オランダ、ラボバンク)     +1"45'

個人総合時間賞(マイヨジョーヌ) 1位 セルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル)    30h23"20'
2位 フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)      +1"00'
3位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル)   +1"08'
4位 パトリック・シンケウィッツ(ドイツ、Tモバイル)    +1"45'
5位 マークス・フォーテン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)   +1"50'
6位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、Tモバイル)     +1"50'
7位ウラディミール・カルペツ(ロシア、ケスデパーニュ)    +1"52'
8位カデル・エヴァンス(オーストラリア、ダビタモン・ロット) +1"52'
'9位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)        +2"00'
10位 デイヴィット・ザブリスキー(アメリカ、CSC)     +2"03'

個人総合ポイント賞(マイヨヴェール) 1 ロビー・マキュアン(オーストラリア、ダヴィタモン・ロット)  157
2 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)        147
3 オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)         135

個人総合山岳賞(マイヨブランアポワルージュ) 1 ジェローム・ピノー(フランス、ブイグテレコム)       28
2 ダビ・デラフエンテ(スペイン、サウニエルデュバル)     17
3 ファビアン・ウェーグマン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)   15

新人賞(マイヨブラン) 1 マークス・フォーテン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)     30h25'10"
2 ブノワ・ヴォグルナール(フランス、フランセーズデジュー)   +1"11'
3 アンドレー・グリブコ(ウクライナ、ミルラム)         +2"08'

チーム総合成績 1 Tモバイル                       91h13'00"
2 フォナック                       +3"09'
3 ゲロルシュタイナー                   +3"56'


ツール・ド・フランス2006 第7ステージグラフィックス

text:Yuta.OMATA
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