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2017/9/18 2:14

ASIA BIKE SHOW REPORT Vol.3

ASIA BIKE SHOW REPORT Vol.3:垣間見た自転車界の未来図、成熟途中の中国自転車界で感じたその可能性の先にあるのは?台頭する中国スポーツバイクブランド〜其の二


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上海で行われる自転車ショーがOEM先を求めている企業対象なのに対し、南京で行われているアジアバイクショーはどちらかと言えばエンドユーザー向けのショーである。その為上海ショーのような質の悪いコピー商品を出展する企業はほとんど無く、自社ブランド製品をマーケットに投入している実力と経験のある企業が多く顔を揃えている。カーボン素材でバイク製造をするメーカーが多く、どの企業も技術的にはかなりのレベルまでいっていると言えるだろう。50万以上するヨーロッパやアメリカのブランドのフレームよりもフレーム内外のカーボンの処理がきれいなものがずらりと並んでいるあたり、やはり技術に自信がある企業が自社ブランドをスタートさせていることがわかる。


『多角的なビジネス展開をしているアップランド ©CTJP 』
中国ブランドでビジネスモデルとして成功しているブランドと言えばUPLAND(アップランド)だろう。特徴的なのが、製造業者でありながら、ラピエールやカンパニョーロの中国国内の代理店にもなっているのだ。更にはチームも運営しておりレッドブルがそのスポンサーとなっている。とにかく車種が多く、下位ブランドを別に持った上で、アップランドをハイエンドブランドとして展開している。代理店業と自社ブランドをバランスよくこなすことで成功を収め、多くの企業にとってのモデルケースとなっている。


『レッドブルモデルは思わず欲しくなる ©CTJP 』

『レッドブルがチームをスポンサード ©CTJP 』
まず目についたのがMTBとロードのレッドブルモデルだ。販売はされておらず、チームメンバーが使用しているフレームだが、販売されたら間違いなく欲しがる人は多いだろう。様々なスポーツでレッドブルはスポンサーをしており、日本でも尾道などでホーリーライドを行っているが、このようにチームバイクとして見るのは新鮮であるとともに、やはり格好いい。また多くのロードバイクやMTBに加え、ヨーロッパでは一大ムーブメントとなっているE-Bikeも用意していた。シマノのシステムを使い、バッテリーは巨大な四角断面のダウンチューブの中に収められており、見た目は半分オートバイのような雰囲気さえ感じるほどの威圧感がある。


『E-Bike ©CTJP 』

『アップランドの普及モデル ©CTJP 』
そして他のブランド同様に、中国国内での販売がメインであるため、その生産量は需要の多いMTBが多くなっている。そんなMTBは極めてオーソドックスかつシンプルで取り回しが楽なデザインとなっており、価格帯も手が出しやすい設定となっているのと同時に、やはりヨーロッパ大手の直接的な代理店となっていることでの信頼も厚いブランドとなっている。


『21周年を迎えたXDS ©CTJP 』

『レースでの使用を前提としているフレームが多い ©CTJP 』
今年で21周年を迎えたのがXDSだ。すでにプロチームのスポンサーもしており、ヨーロッパなどへも進出している。極めてオーソドックスな作りながら、レース機材ということを念頭に置いたロードとMTBが注目だ。中でも目を引いたのが、ツアー・オブ・チャイナで実際に使われたチームバイクだ。中国の国旗をイメージして作られており、完全にプロサーキット仕様モデルとなっている。


『超軽量MTB ©CTJP 』
また21周年記念モデルのこの27.5のMTBの重量は僅かに8.5kgの超軽量モデルとなっており、まるでロードバイクかと勘違いしてしまうほどの軽量さだ。極限まで贅肉を削ぎ落とすために各部分のデザインが考え抜かれており、そのシンプルかつスパルタンなルックスがそそるのだ。

前の記事でも書いた通り、殆どのメーカーが自社デザイン、自社製造となっており、それが出来るというのは素晴らしいことだ。ヨーロッパ、アメリカのマスプロメーカーのその殆どが自社デザインをしながらも製造は中国に委ねているケースが多く、自社製造と呼べるものは極めて少ないのが実情だ。にも関わらずブランド名が乗っただけで価格が跳ね上がった製品を購買するマーケット原理と市場が存在するのだ。最近では塗装を母国で行っただけで”メイド・イン・イタリー”と銘打つような行為も当たり前のように横行しており、実際には中身は中国の工場でOEM生産されていることを認識している人は想像以上に少ない。


『塗装技術の向上が著しい ©CTJP 』
中国製品と言うだけで敬遠する人がいるかもしれないが、今や中国無しにスポーツ自転車界は存在することは出来ないところまで来ているだけでなく、ここまでの自転車界の発展も中国の製造市場無くしてはなかっただろう。そしてその下支えをしてきた工場やその技術者たちが、自分達の可能性への挑戦として自社ブランドを立ち上げて国内市場に挑み、そして世界への足がかりを模索しているのだ。

今やメイド・イン・ジャパンがケイリンなどのフレームを作る個人ビルダーがほとんどとなっている現状では、自信を持って自国デザイン、自国生産と言えるブランドがこれだけあるのは同じアジアの国として誇れることだろう。まだまだブランディングなどでの改善が必要だが、今回紹介した4社にとどまらず、台湾発のジャイアントやメリダのように、世界に通用する中国ブランド誕生は思いの外近くまで来てるのかもしれない。

H.Moulinette
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