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2017/5/18 8:31

ジロ・デ・イタリア第11ステージ

ジロ・デ・イタリア第11ステージ:逃げ集団が逃げ切りからのスプリント!フライレがグランツール初優勝!アマドールとカンゲルトが逃げに乗り総合ジャンプアップ!クライズワイクとGトーマスはまたタイムロス


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『第11ステージ高低表 ©RCS 』
総合をめぐる激しいバトルは一段落・・・とは行かないのがレース、逃げに総合9位のアンドレイ・アマドール(モビスター)と総合12位のタネル・カンゲルト(アスタナ)が乗り緊張感が最後まで途切れない心落ち着かないレースとなった。そんなステージを制したのは、逃げ集団からさらに抜け出していたオマール・フライレ(ディメンション・データ)、逃げ集団本体に追いつかれるか追いつかれないかという残り350mまで駆け引きを続けた末にステージを圧倒的なスプリント力で制した。


『ギリギリまで我慢してからのスプリント ©Tim D Waele 』

『見事な加速力を見せたフライレ ©Tim D Waele 』
「この勝利を夢見てきたんだよ。ようやく勝つことができたよ。このステージが僕にぴったりなのは分かっていたよ。ランダだと早めに仕掛けたのは、あれで間違いなくタイムを稼げると思ったからだよ。でもランだが脱落し、新たな逃げが形成されたときはコスタをマークしたんだよ。彼は経験も豊富だし、勝ち方を知っているからね。」フライレは冷静に状況を見極めていた。


『サンウェブは不慣れなレース支配に苦戦 ©Tim D Waele 』
161kmのステージから派生したのは25名という大所帯の逃げ、この日の4つの山岳の内、最初の山岳で飛び出していった。マリア・ローザのチームサンウェブは集団をコントロールする責任があるが、あまり馴染みのない役割にうまく馴染めず集団をコントロールしきれない。しかし徐々にそれにもなれ、2つめの山岳に入りあたりでは集団を制御し始める。

それと時を同じくして先頭の逃げ集団からはフライレとミケル・ランダ(チームスカイ)が飛び出していく。すでに総合優勝争いから大きく後退したチームスカイは、目的をステージ優勝に切り替えており、”元”エースだったランダもステージ優勝を目指して果敢な走りを見せる。


『二人の逃げが素晴らしかった ©Tim D Waele 』
二人の逃げは想像以上の脚を見せ、なんと70km以上に渡り逃げ続ける。しかし逃げのメイン集団には元世界チャンピオンのルイ・コスタ(UAEチームエミレーツ)なども含まれており、、二人の逃げを許すことはなかった。ランダが脱落、フライレ単独になると、ピエール・ローラン(キャノンデール・ドラパック)とコスタが逃げ集団から飛び出し合流、新たな3人の先頭集団が形成される。

その背後の集団では山岳でティボー・ピノー(FDJ)が集団に揺さぶりをかける。それにヴィンチェンツォ・ニーバリ(バーレーン・メリダ)がさらに加速をすると、ゲラント・トーマス(チームスカイ)とスティーブン・クライズワイク(ロットNLジャンボ)が遅れを取ってしまう。


『ピンクの雨傘はシンボリックに ©Tim D Waele 』
先頭では3人が残りの逃げ集団から僅か10秒ほどのタイムをずっとキープし続ける。ゴールが近づくに連れ、後方の集団でも誰も追走に脚を使いたがらないために、その差が縮まりそうで縮まらないのだ。その間にカンゲルトが飛び出し先頭の3人に合流し、先頭は4人となる。

背後から迫る集団を気にしながらも、先頭の4人は駆け引きを続けると、猛追してきたジョバンニ・ヴィスコンティ(バーレーン・メリダ)が追いつくか追いつかないかの瀬戸際でついにスプリントを開始、しかし圧倒的な加速力があったのはフライレだけだった。あっさりとフライレがステージ勝利を達成、コスタが2位、ローランは3位に沈み、キャノンデール・ドラパックはまたしても勝利を逃した。スカルポーニの故郷に近いこの地のゴール勝負で勝利を狙ったカンゲルトだったが、惜しくも届かなかった。そして総合系の大集団はその1分半後にゴールしたが、


『夢心地の笑顔のフライレ ©Tim D Waele 』
総合では逃げに乗ったアマドールとカンゲルトがジャンプアップ、カンゲルトは一気にトップ10に返り咲いたが、クライズワイクはトップ10陥落、昨年度の雪辱を晴らすべく挑んで入るが、昨年度のような強さが感じられない。デュムランはきっちりと総合リーダーの座を守りきった。

ジロ・デ・イタリア第11ステージ
1位 オマール・フライレ(ディメンション・データ)   4h23’14””
2位 ルイ・コスタ(UAEチームエミレーツ)
3位 ピエール・ローラン(キャノンデール・ドラパック)
4位 タネル・カンゲルト(アスタナ)
5位 ジョバンニ・ヴィスコンティ(バーレーン・メリダ)
6位 ベン・ヘルマンス(BMC)
7位 ダリオ・カタルド(チームスカイ)
8位 シモーネ・ペティッリ(UAEチームエミレーツ)
9位 マクシム・モンフォール(ロット・ソウダル)   +03”
10位 ローレンス・デ・プラス(クイックステップ・フロアーズ)

ジロ・デ・イタリア総合順位
1位 トム・デュムラン(チームサンウェブ)   47h22’07”
2位 ナイロ・キンターナ(モビスター)   +2’23”
3位 バウク・モレンマ(トレック・セガフレド)   +2’38”
4位 ティボー・ピノー(FDJ)   +2’40”
5位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(バーレーン・メリダ)   +2’47”
6位 アンドレイ・アマドール(モビスター)   +3’05”
7位 ボブ・ユンゲルス(クイックステップ・フロアーズ)   +3’56”
8位 タネル・カンゲルト(アスタナ)   +3’’59”
9位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(AG2R)   +4’05”
10位 イルヌール・ザッカリン(カチューシャ・アルペシン)   +4’17”

H.Moulinette
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