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2017/4/13 13:31

使用タイヤ幅と空気圧で見るパリ〜ルーベ

使用タイヤ幅と空気圧で見るパリ〜ルーベ、石畳が生み出す特殊なレース、タイヤの太さと空気圧で乗り越えた北の地獄では28ミリタイヤが主流


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パリ〜ルーベ、石畳のクラシックの中でも最も過酷なこのレースは、選手たちにとっては地獄のレースとなった。そんなレースでは特殊な機材が投入されることも多く、中にはロードバイクではなくシクロクロスバイクで挑むチームさえいるほどだ。そんな中ここ2年、選手達が使用するタイヤに大きな変化が見られている。それがタイヤの顕著なワイド化だ。


『見るからに太さが分かる ©Tim D.Waele 』
そもそも最近ではロードバイクでも22c、23cから25cへのワイド化が進んでいるが、石畳のレースはもはやオフロード、パンクのリスクなどを考えた時に、より多く空気の入るワイドなタイヤ、よりオフロードタイヤに近いようなものがが好まれるのは必然である。しかし当然それにはリムのワイド化や、対応フレームなどもあり限界がある。そんな中で選手たちは27〜30ミリ幅のタイヤを今大会も使ってきた。ヴィットリアやコンチネンタルなどに加え、シクロクロスで圧倒的なシェアを誇るデュガストのタイヤを使用する選手やチームも見られた中で、今大会で一番使用率が高かったのは28ミリ(チューブラー)だった。

実際にはタイヤ幅が太くなれば、当然その分重量は重くはなり、転がり抵抗も増す。それでも石畳を駆け抜ける快適性も考えたときには、そのウェイトやレジスタンスもはやハンデではない。それらを複合的に考え、ベストなバランスと言えるのが28ミリだったようだ。


『選手たちの空気圧設定は際めてシビアだ ©Tim D.Waele 』
そしてさらに空気圧の設定により、選手たちは石畳を駆け抜ける最速の脚を手に入れたのだ。空気圧は選手の体格や好みによるところが大きく、4.5〜5bar/60〜80psiの間に設定する選手がほとんどだ。このレースでは200劵僖鵐なく走った場合に、およそ0.6barの空気が抜けることを想定して、各選手空気圧を設定しており、選手によっては前後で空気圧を変えるなど、石畳対策はかなり神経質になったようだ。

よく考えてみれば、、このサイズのタイヤとなれば、もはやランドナーなどの旅用自転車に近い寸法だ。時代の移り変わりとともに、一時細くなったタイヤがまた太くなってきているのは面白い。石畳は特殊であるがゆえにかなりの太いタイヤとなっているが、いずれはこのサイズが定番になる可能性も否めない。各コンポーネントメーカーはワイドタイヤ対応のキャリパーを用意しており、まだまだワイド化の波は終わりそうにない。


『クリンチャーの28cも選択肢は豊富だ ©CRC 』
プロはチューブラーがほとんどだが、昨今ではクリンチャーでも28cは多く用意されており、定番のコンチネンタルグランプリ4000S IIシュワルベ Pro Oneなど選択肢の幅も多い。

おしゃれは足元からと言うが、走りも足元から、選手たちの走りを見て太いタイヤの走り心地を体感してみたいと思った人も多いのではないだろうか。

H.Moulinette
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