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2017/3/14 1:06

パリ〜ニース第8ステージ

パリ〜ニース第8ステージ:勝敗は表裏一体!果敢な攻めもコンタドールはステージ2位で総合優勝とポイント賞を逃す!エナオが総合優勝!ステージ優勝はデ・ラ・クルズ


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最後の最後まで総合優勝もポイント賞もわからないという大接戦の末、アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレド)がその両方を逃した。総合優勝は僅か2秒差でセルジオ・エナオ・モントーヤ(チームスカイ)、ポイント賞はジュリアン・アラフィリップ(クイックステップ・フロアーズ)が1ポイント差で獲得した。そしてこのドラマを演出したのはステージ優勝を果たしたダビ・デ・ラ・クルズ(クイックステップ・フロアーズ)、もしコンタドールにゴール勝負で敗れていたら、総合優勝もポイント賞もコンタドールが大逆転でダブル獲得という結果になっていた。


『 ©Tim D Waele 』
もっとわかりやすくく説明すれば、コンタドールがゴール勝負でデ・ラ・クルズに勝利していた場合、ボーナスタイムを獲得、それによりエナオ・モントーヤのタイムを上回っていたのだ。また同時にステージ勝利していればポイントでもさらに3ポイント多く獲得となりポイント賞争いでも大逆転劇となっていたのだ。しかし現実とは非情なものコンタドールは逆転を目指す走りをしながらも、どちらも僅かに届かなかった。それでも王者とはなんたるかを見せつける攻めの走りは、現在の調子の良さのみならず、その風格を感じさせた。


『コンタドールが満を持してアタック! ©Tim D Waele 』

「いい走りができたことには満足しているよ。調子が良くて、”強さ”がなければ無理だからね。でも反面、僕クラスが逃げることへの難しさも感じたね。一人では逃げ切れないし、協調してもらえなければ無理だからね。デ・ラ・クルズは共闘してくれたけど、ソレルはね・・・まあ、勝てればばベストだったんだけど、これも一つの結果だよ。」コンタドールは残念そうな表情を見せながらも自分の走りには納得しているようだった。


『コンタドールが攻めの姿勢 ©Tim D Waele 』
僅か115kmながらも、山岳が盛り込まれた難しいステージ、昨日同様にヤーリンソン・パンターノ(トレック・セガフレド)の鬼引きの直後、なんとそのステージ中盤、残り52kmの上りでコンタドールはアタックを仕掛けた。エナオ・モントーヤと総合2位のダニエル・マーティン(クイックステップ・フロアーズ)がそれに反応はするも、圧倒的な加速力に誰もついていくことができなかった。

そのままあっという間に逃げていたデ・ラ・クルズら先頭集団へと追いついた。頂上通過時点では後続のエナオ・モントーヤとのタイム差は40秒、しかしこのタイム差が最後まで劇的な展開を演出し続けた。そのエナオ・モントーヤの追走集団も下りに入ると選手達が次々と合流し人数がまとまり、チームスカイのアシストも復活する。しかしそれでもコンタドールとのタイム差は縮まるどころか広がっていく。


『エナオ・モントーヤが一時大ピンチに! ©Tim D Waele 』
そしてゴール前最後の上りに入ると、先頭集団のコンタドールは躊躇なくアタック、それに反応できたのはデ・ラ・クルズとマルク・ソレル(モビスター)だけだった。そのまま一気にダンシングで加速するコンタドールと2人、その背後の追走集団ではエナオ・モントーヤが窮地に追い込まれていた。総合上位を狙うゴルカ・イザギーレ(モビスター)やイルヌール・ザッカリン(カチューシャ・アルペシン)などが前方に位置しながらも牽引しようとはせず、エナオ・モントーヤ自身が懸命に追走を率いることとなる。しかしここでエナオ・モントーヤにとっては救いの舟が現れる。リッチー・ポート(BMC)がステージ勝利を目指し、追走を誘発するような揺さぶりを駆け出したのだ。これにより幾人かの選手達が動きを見せペースが維持されたことが、最後の最後で大きな意味を持つこととなった。


『デ・ラ・クルズがあっぱれステージ優勝 ©Tim D Waele 』

『アラフィリップが粘ってポイント賞キープ ©Tim D Waele 』
コンタドールは最後まで手を緩めることなく再アタックと加速を繰り返す。バーチャルでは総合リーダーとなったが、ゴール勝負に持ち込むが最後は・デ・ラ・クルズに敗北、2位に終わりそのまま後続集団のゴールを待つことになる。しかし後続集団ではスプリント賞の逆転を阻止したいアラフィリップが懸命の加速で追走集団を牽引、これでペースが上がった集団はきわどいタイムでゴールめがけて突っ込んでくる。アラフィリップはゴールラインへとスプリント勝負で飛び込んできてステージ5位、コンタドールを僅か1ポイント上回りポイント賞を守り抜いた。そして同集団内でゴールしたエナオ・モントーヤは21秒差でゴール、なんと僅か2秒(実質的に2秒以下)コンタドールを抑えての総合優勝絵を決めた。


『エナオ・モントーヤが初のビッグタイトル ©Tim D Waele 』
パリ〜ニース第8ステージ
1位 デビ・デ・ラ・クルズ(クイックステップ・フロアーズ)   2h48’53”
2位 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレド)   
3位 マルコ・ソレル(モビスター)   +05”
4位 ソニー・コルブレッリ(バーレーン・メリダ)   +21”
5位 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップ・フロアーズ)  
6位 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ)  
7位 デイェゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ)   
8位 ゴルカ・イザギーレ(モビスター)  
9位 アルノー・ジェネソン(フォーチュネオ・ヴァイタル・コンセプト)   
10位 リリアン・カルメジャーネ(ダイレクト・エナジー)  


『チーム総合は個性派集団なクイックステップ・フロアーズ ©Tim D Waele 』
パリ〜ニース総合順位
1位 セルジオ・エナオ・モントーヤ(チームスカイ)   29h50’29”
2位 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレド)   +02”
3位 ダニエル・マーティン(クイックステップ・フロアーズ)   +30”
4位 ゴルカ・イザギーレ(モビスター)   +1’00”
5位 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップ・フロアーズ)    +1’22”
6位 イルヌール・ザッカリン(カチューシャ)   +1’34”
7位 ヨン・イザギーレ(バーレーン・メリダ)   +1’41”
8位 ワーレン・バーギル(チームサンウェブ)    +4’07”
9位 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット)  +4’39”
10位 トニー・ギャロパン(ロット・ソウダル)  +9’14”

H.Moulinette
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