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2017/3/11 5:06

ROCKBIKES SPITFIRE試乗インプレッション

ROCKBIKES SPITFIRE試乗インプレッション:都市部やクリテリウム向けのクイックなハンドリングの完成度高いアルミホリゾンタルバイク


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昨年の夏に発売が開始されたSPITFIRE。気にはなっていたが、このモデルに関する記事やツイートをあまり見つけられなかったので、自分で直接試す事にした。今回、借りたのはSPITFIRE ミッドナイトブルーの530サイズ。なるべく公平な記事になるようペダルのみ私物を使用している。


『最近では珍しいアルミホリゾンタルが粋だ ©JL 』
バイクの内容を見ると、6061番のアルミフレームにカーボンフォーク、駆動系はSHIMANO SORAグレードをスペックインした完成車である。大きな特徴はシートステーにあるはずのリアキャリパーが無い事か。他のラインアップと同じく、BB下に105グレードのダイレクトマウント タイプ キャリパーがセットされている。完成車の実測重量はペダルレスの状態で9.29kg。ステムはフレームと同じカラースキームで製作されており、細部への気配りが感じられる。

ホイールはROCKBIKESのオリジナルスペックで、完成車にスペックインされている物としては非常に完成度が高い。個人的な好みを言えば、もう少し硬くても良いかと思う。

バイクの端々に遊び心を感じられる。フレームの細工も、性能には影響がさほど無いと思われるが、所有欲を満たすには重要なファクターだ。純正で採用されているSIXTH COMPONENTSのサドルも好感触だ。他のモデルで採用されているスウェード調サドルの質感はよいが、腰の移動の際に引っかかりを感じたので、今回、新しく採用されてこの仕上げは見た目も性能も満足できる。SPITFIREを最初に見た印象は完成度の高い、優等生なエントリーバイクという印象。ROCKBIKESにしては珍しく、王道を進んでいるバイクにように思えた。


『細かなところまでオリジナル系のアセンブリーは好感触 ©JL 』
実際に乗って見ると、その印象はガラリと変わった。SPITFIREの乗り味は間違いなくROCKBIKESのそれで、高いBB周りの剛性感、クイックなハンドリング、鋭い加速を味わう事ができる。前後ホイール感の距離が短いので、高速安定性には特化してなく、瞬発力のある筋肉質な乗り味だ。最近のトレンドの乗り味とは違い、バイク側のサポートを期待するより、乗り手が自分で全てをコントロールしていく、電子デバイスの無いマニュアル車を運転しているような感覚だ。

下りでは当初はクイックなハンドリングに驚くかもしれないが、積極的にバイクをコントロールしていけば、グイグイ曲がっていく感覚を楽しめる刺激的なバイクである。上りのダンシングでは左右へのバイクの振り返しが早く、ヒラヒラ登っていく。これも最初は慣れが必要であろう。BBエリアの剛性が高いので思わずガンガン踏みたくなるが、油断は禁物。調子に乗ると一気に体にくるのだ。ロングライドより、ストップアンドゴーの多い都市部での走行、クリテリウム等に向いている走行性能であるように感じた。


『端正な後ろ姿 ©JL 』
外観は、最近のアルミモデルでは希少になったホリゾンタルフレーム。細身のパイプを使用している為か、非常に端正なバイクである。他社のSORA完成車のバイクと比較すると、派手さが少なくオトナの玩具のイメージ。ブランド イメージ的にはレースを走るイメージがそんなに強く無いが、バイクの性能としてはライダーに速く走る事を要求してくる。見た目は清純派なのに、付き合って見たら中身はトンデモナイ武闘派だった、そんなギャップを楽しめるバイクだ。海外メーカーには無い、個性の強いバイクがお好みのユーザーにお勧めしたい。

John Littlefield
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