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2017/1/9 17:25

二人の最強シクロクロッサー伝説進行中

二人の最強シクロクロッサー伝説進行中、皇帝ファン・デル・ポエルはオランダチャンピオンに!王者ファン・アールトは激戦区ベルギーでスタートダッシュからそのまま独走でチャンピオンに!


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二人の最強伝説が更に加速している。シクロクロス界の2大巨塔となった21歳の若者二人の強さが、群を抜いている。オランダではマシュー・ファン・デル・ポエル(ベオバンク・コレンドン)が10日前の落車での怪我で手負いの状態にも関わらず素晴らしい走りで圧勝、そしてシクロ王国ベルギーでは現世界チャンピオンのワウト・ファン・アールト(クレラン・チャールス)がスタートから飛び出して後続全てを置き去りにしての独走という圧倒的な強さで勝利、二人揃ってナショナルチャンピオンジャージを獲得した。

この二人の天下はいつまで続くのだろう。それぞれロードへの転向も視野に入れており、スヴェイン・ネイスや今でも現役の第一線級にいるケヴィン・パウエルス(マーラックス・ナポレオンゲームス)のようにシクロクロス界にその活躍の場を限定することはないだろう二人だが、現段階ではあまりにも抜きん出たその才能には驚かされるばかりだ。


『勝負巧者の本領発揮 ©Tim D.Waele 』
オランダ選手権に強行出場を決めたファン・デル・ポエルだが、今シーズンは膝の手術の影響で開幕には間に合わなかったが、その後は連戦連勝を繰り返し、圧倒的な存在感を見せつけた。しかし先日のレースで勝負どころで落車、その際に首を痛め意識を失い担架で運び出されたのだ。大きな怪我ではなかったとの発表はなされたが、「首から上の感覚がまったくなかった」とかたっており、医師も紙一重だったと診断結果を説明するなど、あわや大惨事となっていた可能性があった。そこで2戦休みを取り、復帰戦となったのがこのオランダ選手権、勝負どころを見極め最後は馬力でコーン・ファン・ケッセル(テレネット・フィデア)を振り切っての独走勝利でオランダチャンピオンジャージを手にした。

「僕の最大の目標は世界選手権ジャージの奪還だよ。昨年はファン・アールトに奪われたからね。あれを取り戻したいんだ。」ファン・デル・ポエルの目標ははっきりしている。


『圧倒的すぎた走り ©Tim D.Waele 』
それに対して現世界チャンピオンのファン・アールトは、ファン・デル・ポエルのいなかったシーズン序盤戦こそ勝利を量産したが、その後はファン・デル・ポエルに連敗を喫し、笑顔が消えたときもあった。しかし年度末が近づくと再び力強さを取り戻しファン・デル・ポエルと互角の勝負を展開、勝利もあげるなど調子を上げてきた。そして迎えたベルギー選手権、シクロクロスが国技とも言えるこの国、大激戦が毎年繰り返されてきた大会だったが、あまりにもあっけない勝負となった。


『最後は余裕でのパフォーマンス ©Tim D.Waele 』
オープニングラップで飛び出したファン・アールトはそのままあっさりと独走態勢を築いてしまう。そしてそのままパウエルス、ローレンス・スウィーク(ERAリアルエステート・サーカス)をはるか後方に追いやり、最後まで独走でのゴールとなった。最後はバイクから降りてバイクを掲げてのゴール、この圧倒的すぎる力の差は世界選手権連覇へ向けて青信号が灯ったと見てもいいだろう。

「ゴールでどんなパフォーマンスをするのか考える余裕があったよ。僕の所属チームは年始でチームスポンサーが入れ替わったから実質的に新チームになったんだけど、幸先よく勝利が挙げられてよかったよ。バイクも新しいものに変わったし(コルナゴからフェルトに変更)、いい感触で走れているよ。でもまあここまでの独走態勢になるとは思ってもいなかったけどね。」世界チャンピオンの表情に余裕が戻ってきた。

H.Moulinette
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