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2017/1/4 2:17

明暗分かれた二人の31歳

非情の歯車、明暗分かれた二人の31歳:クイックステップから移籍も健康診断で心臓の異常が見つかり引退を余儀なくされたミアーズマン、クイックステップ移籍で飛躍のチャンスを得たバウアー


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自転車界には様々なドラマが待ち構えている。そしてシーズン開幕が迫る今、二人の31歳の運命は大きく別れることとなった。一人は新天地へエースとして移籍も健康診断で心臓の異常が見つかり引退を余儀なくされ、もう一人はその穴埋めとして補充される形で新天地へ移籍、その才能を高く評価され飛躍のチャンスを得たのだ。


『クイックステップ・フロアーズを去ったものと加わったものの明暗 ©Tim D Waele』
個性派集団として有名な最強チームは、今シーズンからその名前をクイックステップ・フロアーズに変えた。そして昨年度までそのチームで主軸をになっていたのがジャンニ・ミアーズマンだ。毎年勝利を挙げ、そして2016年度は目標に掲げていたグランツールでの勝利も達成、ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ2勝を挙げる活躍を見せると、シーズンオフにはエース扱いで、プロコンチネンタルのフォーチュネオ・ヴァイタルコンセプトへの移籍を決めたのだった。さらなる飛躍を求めるはずだったが、新チームでの健康診断で無常の宣告が言い渡されることとなった。


『ミアーズマンは健康問題で引退へ ©Tim D Waele』
心律動異常(不整脈)が見つかっただけでなく、心臓に瘢痕組織が見つかったのだ。これは心臓に過去の心筋梗塞により細胞が変化し、その心筋機能が著しい低下を見せていたのだ。つまりこれはこのまま知らずに運動を続ければ、突然死の可能性が通常の状態に比べ飛躍的に上がることを意味するのだ。この診断結果を受け、シーズン開幕を前にミアーズマンは引退を決意した。

「追加の検査も受けたけど、診断は変わらなかった。このまま続ければシノ危険性があるというアドバイスを受け入れ、引退を決めたよ。家内や娘のことを考えれば、ここはリスクを取るべきではないよ。今まで彼女らは僕のために多くの犠牲を払ってきてくれた。それなのに更なる重荷を背負わせるなんてとてもじゃないが出来ない。自転車は僕の人生そのものだった。辛いかったけど何がより大事かを考えて決断したんだよ。」ミアーズマンは語った。

そのミアーズマンが抜けた穴を埋める形で補充されたのが、同い年の31歳のジャック・バウアーだった。24の主人公と同じ名前ということで話題になったが、その走独走力は高く評価されており、チーム環境に恵まれれば・・・、という声は以前から聞かれていたのだ。それが世界最強チームに引き抜かれる形での移籍となったのだ。エティックス・フロアーズはバウアーの才能を高く評価しており、勝利が計算できる選手として契約を決めたのだ。


『バウアーは最高のチャンスを手にした ©Tim D Waele』
「僕はこのチームのメンバーとして、最初の勝利をニュージーランド選手権で狙うよ。今年は間違いなく今までの人生で最大の一年となりそうだ。世界最高峰のチームで走るチャンスをもらえるなんてそうそうあるもんじゃない。勝利を量産し続けるそんなチームの一員となれたことは誇らしいし、期待に対して結果で示すチャンスが多くもらえるのは願ったり叶ったりだよ。そんなプレッシャーがモチベーションとなっていて、最高の気分で2度目のニュージーランドチャンピオンを目指すよ!」バウアーは高らかに宣言した。

奇しくも同じ31歳、ヘッドハンティングされチームを去った男と、その穴埋めとしてヘンドハンティングされてきた男の数奇な運命、二人の現役選手としての人生はくっきりと明暗が別れてしまった。人生の歯車はレース以上に非情だった。

H.Moulinette
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