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2015/10/27 13:51

さいたまクリテリウムで繰り広げられたパラサイクリング、男女TT

さいたまクリテリウムで繰り広げられたパラサイクリング、女子TT、男子TTが開催、さいたま市長が率先してパラサイクリングの認知度向上を宣言、東京オリンピックを前にサイクリング人気拡大へ


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さいたまクリテリウムはいろいろな意味で面白い大会となった。その一つが今回はじめて行われたパラサイクリングと男女の個人TTだ。


『アルカンシエル、世界チャンピオンの証だ (C)66』
パラサイクリングは東京オリンピックと同時に行われる東京パラリンピックへ向けて、競技の認知度向上を目指してのものだ。その大きなきっかけの一つとなっているのは間違いなく藤田征樹が世界選手権でアルカンシエル(世界チャンピオンの証であるジャージ)を獲得したからだろう。ただ日本ではまだ競技者が少なく、その理解も進んでいない。パラサイクリングでは、その障害によっては通常機材を使えるクラス(Cクラス)もあるが、それ以外(Tクラス、Bクラス、Hカテゴリー)が特殊改造や特注品となり、とても高価で限られた人しか参加できないケースが多い。限られた企業しか製造していない機材も多く、高価で選択肢もないために競技人口はなかなか増えないのが現状だ。海外ではパラサイクリングはより身近なスポーツとして定着しており、競技の認知度も高いだけではなく、それで生計を立てているプロ選手も多い。


『世界のパラサイクリストも登場 (C)66』

『体の使い方が素晴らしい (C)66』

『世界チャンピオンの藤田の走りに見とれる (C)66』
今回はそんな競技の存在を多くの人に知ってもらうためにはまたとない機会となった。清水勇人さいたま市長がその成果を強調したとおり、今回は20万人以上が集まるこのような大舞台でパラサイクリングを紹介できたことはとても意義深いものとなった。


『男子はサラリーマン全日本チャンプの中村龍太郎が登場(C)66』
また今回同時に個人TTという競技の面白さも多くの人に伝わっただろう。一人ひとりが順番に飛び出していくシンプルな競技でありながら、100分の1秒を競い合う競技であり、その力量も目に見える形でわかる。そんな面白さがあるとともに、今回は世界最高峰の選手たちのTTフォームとライン取りを間近で見られるまたとない機会となった


『女子選手たちの大会前のほっこり感 (C)66』

『清水さいたま市長ノこの3年の尽力に敬意 (C)66』

『パラサイクリングは見る価値のある競技だ (C)66』
また同時に今世界で結果を残している女子サイクリングも、今回の女子個人TTで注目を浴びた。残念ながら二人共今回は不参加ではあったが、特に今年は萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)が世界最高峰の女子レース、ジロ・ローザでステージ優勝、そして梶原 悠未 (筑波大付属坂戸高校)が世界選手権女子ジュニアで4位、そして圧倒的な力でジャパンカップも制すなど、世界に真っ向勝負できる逸材がその頭角を現している。そしてUCIも女子レースに力を入れており、日本女子選手たちの活躍は、これからどんどんと皆が知ることとなっていくだろう。その意味でも女子選手たちの走りが披露できたという意味で、さいたまクリテリウムは価値あるものだったといえる。

清水勇人さいたま市長は、この大会がいずれワールドツアーとなりうるまで成長して欲しいと語っており、来年度この大会がどのような進化を遂げていくのかが楽しみだ。いろいろな意味で大会に付加価値が生まれた今年のさいたまクリテリウム、自転車ファンが、そして一般の市民がよりレースと言う物を理解し、そしてパラサイクリングという競技にも関心を持ち、全体として自転車レース会が総合的に盛り上がっていければと思う。そして関心の高まりとともに、日本国内から世界へと羽ばたく次世代のアスリート育成へとつながっていけばと思う。

H.Moulinette
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