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2015/1/7 18:31

モスケーラがドーピングに関してスペイン高裁で無罪判決

モスケーラがドーピングに関してスペイン高裁で無罪判決!立証できない情況証拠のみでの判断に突きつけられたNO!否定し続けた男が勝利の代償に得たものとは?「静寂な人生」と「安堵」


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強豪チームの強豪選手がドーピングするケースが多かった時代、弱小チームのベテランが、何を求めてドーピングをしたのだろう?多くの関係者がそう思ったケースがあった。2010年、ブエルタ・ア・エスパーニャでヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)に続いて2位になったのは、弱小チームのエースを担っていた静かなベテラン、エセキエル・モスケーラだった。そしてその男が否定し続けてきたドーピングへの関与、今回スペイン高裁でモスケーラが逆転勝訴となり、検査を行ったUCIの緩慢な動きとスペイン自転車競技連盟の証拠乏しい中での勇み足とも言える判断が、根拠の無いものと認定された。


『モスケーラの渋い走りは、それはそれで魅力的だった ©Tim D.Waele』
過去に2007年から2009年にかけて総合5位、4位、5位と結果を残してきた男は、大きなものを望まずただ淡々とは役割をこなす男だった。そして2010年結果を残したことで、当時プロツールチームだったヴァカンソレイユへと移籍することとなった。本人の強い希望での強豪チームへの移籍と言うよりは、その才能をもったいないと思った周囲がそれを促した移籍だった。


『ニーバリとの一騎打ちは印象に残った ©Tim D.Waele』
そして移籍後にいきなり公表されたドーピング陽性の結果、しかし他の有力選手のドーピングが発覚した場合と違い、このケースでは様々な部分が不可解、不明瞭だった。まずドーピング検査でヒドロキシエチルに対して陽性反応が出たのだが、この物質はマスキング物質と呼ばれるもので、血液ドーピングを隠蔽するために使われる事がある物質であるとして世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が検査項目に含んでいるものだ。しかしWADAの定めた規定では、「ヒドロキシエチルを静脈に直接注射した場合にはマスキング物質であると認定」という規定があるのだが、今回の場合、その明確な証拠がないまま、”ヒドロキシエチルが検出された=ドーピング違反”という、明らかに情報不足の中での勇み足であったことは明白だった。

ヒドロエキシエチルはシャンプーやリンス、化粧品、湿布薬や目薬などの外用薬など、様々なものに使用されている高分子化合物であり、様々な要因で体内から検出された可能性があった。モスケーラ自身は一貫してドーピングを否定し続けていたが、明白な無罪を主張できる根拠がなく、ただ日常生活の中で体内に取り込まれたことを主張した。UCIもスペイン競技連盟側も、この物質がドーピングのマスキングに使うために注射で体内に入れられたことを全く証明できず、またその検出された量なども非常に微妙な量であり、内輪でも意見が統一できなかった。そのことがUCIからスペイン自転車競技連盟への伝達に異例とも言える6ヶ月、そしてスペイン自転車競技連盟が2年間の出場停止を決定するまでにさらに8ヶ月を要するという緩慢さだった。傍目にはドーピングとして騒ぎ立ててしまった手前、引くに引けなくなったとさえ感じられる不自然さがそこにはあった。


『ヴァカンソレイユでは、何も出来ず ©Tim D.Waele』
2011年度はヴァカンソレイユと契約していたモスケーラではあったが、自らの無罪を主張すると同時に、判断が下るまでの間レースには出ず、その間の契約金も給与もいらないと宣言したのだ。結局最終的に判断が下るまでには2011年度シーズンは終了し、その時点でヴァカンソレイユが契約を解除したことで、年齢的なこともありモスケーラはそのまま引退へと追いやられてしまった。そしてそこからさらに二年、ようやく高裁でその主張が認められ、2年間の出場停止はその理由となったドーピング検査の結果に信憑性も根拠もなく、モスケーラへの出場停止処分は不当であるとの判決が下ったのだ。

「この間走れなかったことでの経済的損失は大きいよ。仕事が無い状態でただ待たされ続けたんだよ。でもそれと同時に自転車への情熱を失ってしまったよ。それが何よりも悔いべきことだね。今回の勝訴で何か金銭的な部分も含めて保証されるのかはわからないけど、正直今は全てにうんざりだよ。今はただ大きく呼吸出来るだけで幸せだよ。この4年間息を潜めて生きることを強いられてきたからね。これでようやく肩の荷が下りたよ。まだもうう数年レースが出来たかもしれないと思うとただただ悔しい。でも今はこれでようやく安堵出来たし、静寂な人生を取り戻すことが出来たよ。」モスケーラはそう静かに口にした。


『弱小チームが勝利することの魅力を教えてくれた ©Tim D.Waele』
ドーピングをメディアが大きく取り上げ始めたことで急UCI体制が自らへの批判を避けるために、スケープゴート的に乱発した証拠不十分の起訴と処分は他にもある。全てが冤罪とは決して言わないが、確実にその中には僅かでも冤罪もあったということは推定できる。新UCI体制となり明確な基準を設けてのドーピング撲滅強化がようやく始まった。旧体制下でこれを行わなかった事実、そしてドーピングを黙認、隠蔽してきた旧体制陣の責任は非常に重い。そしていわれなき罪を着せられてその人生を狂わされた選手達への保証や対応は、未だにまともに検討すらされていない。

H.Moulinette
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