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2013/9/17 0:44

Spanish anti doping tester misses Horner by a mistake

スペインアンチ・ドーピング機構が、自らのミスをホーナーに責任転嫁、ホーナーの個人情報をメディアに漏らす失態、チーム側は全米アンチ・ドーピング機構に提出した資料を公開し反論


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早速問題が発生した。メディアはドーピング問題発覚以降、”強きは疑え”という姿勢での報道を続けてきた。それが今回のブエルタでも起こってしまった。総合優勝確定後のクリス・ホーナー(レディオシャック・レオパード)が、大会終了後のドーピング検査を逃れたとスペインメディアが報道したのだ。

しかし情報を整理すると、最終ステージ前にホーナーがアメリカ本土から呼び寄せた家族と一緒に過ごすために、最終日の宿泊先を変更する届け出をUSADA(全米アンチ・ドーピング機構)に行ったのだが、その情報をきちんと把握していなかったスペインアンチ・ドーピング機構が変更届提出前の宿泊地へ出向いてしまい、テストが出来なかったのだ。ホーナーはきっちりとホテル名や部屋番号、電話番号、そしてドーピング検査に対応できる時間(1時間)を掲示しており、明らかにスペイン側の確認ミスがもたらした不手際なのは明白だ。USADAの依頼を受けて抜き打ち検査を行いに出向いたにもかかわらず、情報確認ミスという初歩的なミスを犯した上に、その責任をさもホーナーのせいかのようにメディアにリークしたアンチ・ドーピング機構の姿勢は今後非難されるだろう。


『総合を制したホーナーに早くも災難 ©Tim D.Waele』
そもそもオペラシオン・プエルトでずさんな捜査や調査を指摘され、証拠の改ざんまで行っていたとされるスペイン関係者にしてみれば、”初歩的なミスで検査できませんでした”などという言い訳は口が裂けても言えるはずもなく、今回のような結果になったと思われる。たしかに当時のミスは警察や検察によるものだが、当時もスペインのアンチ・ドーピング機構がしっかりと機能していれば避けられた問題も多いと指摘されてきただけに、今回問題を起こせば”またか”と言われかねないため、浅はかにも情報を漏らしたのだろう。しかし逆にチーム側の猛烈な反論と証拠提出を受けて、今後この失態の責任を追求されそうだ。レディオシャック・レオパードはスペインアンチ・ドーピング機構による情報のリークは、ホーナーへのプライバシーの侵害に当たるとして争う構えだ。

迷惑を被ったのはホーナーの方で、現行のアンチ・ドーピングルールでは、これでドーピングテストを逃した理由を説明しなければならなくなり、その正当性が認められなければイエローカード(警告)となる。(18ヶ月の間に3度のイエローカードでレッドカード、出走停止、もしくは追放)そしてこうして無駄に矢面に晒される羽目になってしまい、正直後味が悪い形となってしまった。

選手がレースでフェアに戦いに専念出来るようにするための検査団体がこの状態では、いつまでたっても選手たちは落ち着いてレースに専念できないだろう。ましてや多くのメディアが、重箱の隅をつつくように選手たちのあら探しをするような現状では、競技連盟と検査団体にはもっとしっかりとしてほしいものだ。

H.Morine
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