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2013/9/16 15:53

ブエルタ・ア・エスパーニャ 2013 第21ステージ

アメリカンヒーロー鉄人ホーナーがブエルタを制圧!グランツール史上最高齢のチャンピオン誕生!スペインの夏の終わりは記録と記憶に残る大会だった!最終ステージはマシューズが制す


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ブエルタで書き換えられた新たな歴史、大ベテランの快挙、そして新たなアメリカン・ヒーローの誕生。今年のブエルタは多くの意味で最も印象に残る、そして今シーズンのグランツールの中で、最も素晴らしい大会となった。

アメリカンヒーロー誕生!最強のオヤジは今最強のサイクリストとなった - クリス・ホーナー(レディオシャック・レオパード)
『アメリカンヒーロー誕生!最強のオヤジは今最強のサイクリストとなった ©Tim D.Waele』
チームワークとがっちり握手 - クリス・ホーナー(レディオシャック・レオパード)/マーケル・イリサール・アランブル(レディオシャック・レオパード)
『チームワークとがっちり握手 ©Tim D.Waele』
42歳になろうとしている鉄人クリス・ホーナー(レディオシャック・レオパード)、膝の故障もあり引退も考えていた男は、「オヤジが選手やっているって言えることがカッコイイんだよ」という息子の言葉に後押しされ現役を続行。そしてさらにグランツール覇者となったことで、子どもたちにとって自慢できる最強の父親、そして永遠のヒーローとなった。

「いつまで現役を続けるかって?全く見当もつかないよ。でも脚が動くのならばあと数年できたらいいかな。でも問題は年齢だよ。僕が若ければどのチームでも欲しがってくれたかもしれないけど、41歳だとやはり、リーダーを必要としてくれるチームへ行きたいよね。来シーズンはまだ未確定だよ。レディオシャック・レオパードは居心地が良かったけど、チーム方針が変われば僕はお払い箱だからね。でもそうしたらそれはそれだよ。」

レース前の各賞ジャージ、素晴らしい天候の最終日 - アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)/ヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)/クリス・ホーナー(レディオシャック・レオパード)/ニコラス・エデ(コフィディス)
『レース前の各賞ジャージ、素晴らしい天候の最終日 ©Tim D.Waele』
表彰台の3人、いい笑顔だ - ヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)/クリス・ホーナー(レディオシャック・レオパード)/アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)
『表彰台の3人、いい笑顔だ ©Tim D.Waele』
「19年間現役をしているけど、常に最高の状態で要られることを心がけたよ。幾つもの素晴らしい勝利と表彰台を獲得してきたし、毎年次の勝利へ向かって高いモチベーションを維持するのはそんなに難しいことじゃないからね。でもそんな中でもブエルタを勝つっていうのは特別だよね。このレベルで体調を崩さず最後まで走り切れたのは本当に感謝しているよ。この勝利には多くの幸運と偶然が積み重なっているよ。一度くらいリーダージャージ獲得はできるかなとは思ったけど、まさか最後まで行けるとはね。この勝利は僕だけのスタイルだよ。」気まぐれな勝利の女神は、大ベテランの地味ながらも堅実な走りに微笑んだ。

スピード感たっぷりでマドリッドを駆け抜ける
『スピード感たっぷりでマドリッドを駆け抜ける ©Tim D.Waele』
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)は納得の2位、そしてアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)がグランツールでの通算5度目の表彰台を獲得した。ホーナーやニーバリとは違い、ツール・ド・フランスを走っての連戦であり、その結果の持つ意味は違う。本人も「満足している」と語っており、ツール、ブエルタでの連続表彰台という結果は評価されるべきだろう。表彰台を狙ったホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)は残念ながら総合4位に終わり、出場していたグランツールでの連続表彰台の記録が途切れてしまった。

また偉大な父の幻影を感じ続けていたニコラス・ロッシュ(サクソ・ティンコフ)は、総合5位と大躍進、総合系としての結果を残した。新鋭レオポルド・ケーニッヒ(ネットアップ・エンデューラ)は最後まで粘りきり、目標の総合トップ10入りを果たした。

チームで祝杯! - レディオシャック・レオパード
『チームで祝杯! ©Tim D.Waele』
最終日、恒例のパレードランから始まったステージは、ようやくまっとうなスプリント勝負となり、マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)が余裕のスプリントでタイラー・ファラー(ガーミン・シャープ)らを抑えて、見事マドリッドでの大会最終ステージをを締めくくった。マシューズはこれで今大会2勝目、本命無きスプリンター争いで唯一輝いてみせた。

ステージは周回コースに入ると、ハビエル・アラメンディア(カハ・ルーラル)とアレッサンドロ・ヴァネッティ(アスタナ)のデュオが逃げを決めたが、大差をつけさせることなく集団は一団となって一定距離で追っていく。そして残り距離が少なくなると、主導権争いが激しくなり、ランプレ・メリダ、ガーミン・シャープなどが積極的にトレインを形成し勝負へと向かっていく。そしてそこのチームスカイやオリカ・グリーンエッジなども参加し一気に勝負は激しいくなっていく。

マシューズが見事なスプリント勝利!数少ないチャンスでステージ2勝は立派だ - マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)
『マシューズが見事なスプリント勝利!数少ないチャンスでステージ2勝は立派だ ©Tim D.Waele』
アルゴス・シマノ先頭でゴール前へと流れていったが、ラインを変えて勝負に出たマシューズの加速は誰よりもすごかった。最後は余裕を持ってのゴール、見応えのあったブエルタを締めくくった。

今シーズンのグランツールの中で最も白熱した総合争い、そして新世代の台頭とベテランの老練かつ力強い走り、全てにおいて見応えのあったスペインの旅路は終わりを迎えた。しかし間違いなく多くの人の印象に強く残ったこのレースは、今年のベストレースの一つにあげられるだろう。

ブエルタ・ア・エスパーニャ 第21ステージ順位
1位 マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)   2h44’00”
2位 タイラー・ファラー(ガーミン・シャープ)   
3位 ニキアス・アルノー (アルゴス・シマノ)    
4位 ジャンニ・ミアースマン(オメガファルマ・クイックステップ)  
5位 マキシミリアーノ・アリエル・リケーゼ(ランプレ・メリダ)   
6位 グレガ・ボレ(ヴァカンソレイユ・DCM)    
7位 エイドリアン・ペティ(コフィディス)   
8位 レイナード・ヤンセ・ファン・レンズバーグ(アルゴス・シマノ)   
9位 フランセスコ・ラスカ(カハ・ルーラル)  
10位 ロベルト・ワグナー(ベルキン)   

ブエルタ・ア・エスパーニャ総合順位
1位 クリス・ホーナー(レディオシャック・レオパード)   84h36’04”
2位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)   +37”
3位 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)   +1’36”
4位 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)   +3’22”
5位 ニコラス・ロッシュ(サクソ・ティンコフ)   +7’11”
6位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(AG2R)   +8’00”  
7位 ティボー・ピノー(FDJ.fr)    +8’41”
8位 サミュエル・サンチェス・ゴンザレス(エウスカルテル・エウスカディ)  +9’51”
9位 レオポルド・ケーニッヒ(ネットアップ・エンデューラ)  +10’11”
10位 ダニエル・モレーノ(カチューシャ)   +13’11”

H.Morine



"ブエルタ・ア・エスパーニャ2013 第21ステージ フォトギャラリー
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マイケル・マシューズ
Michael Matthews
マイケル・マシューズ
国籍
オーストラリア
生年月日
1990.9.26
所属チーム
オリカ・グリーンエッジ
身長
180cm   
体重
70kg

ピックアップライダー

クリストファー・ホーナー
Christopher Horner
クリストファー・ホーナー
国籍
アメリカ合衆国
生年月日
1971.10.23
所属チーム
レディオシャック・レオパード・トレック
身長
179cm   
体重
66kg
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