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CYCLINGTIME.com

2011/11/3 13:00

シュレクとロランが来年のツールに向けTTを特訓中


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2012年度のツールのコースが発表された時、カデル・エヴァンスアルベルト・コンタドールトニ・マルティン、そしてファビアン・カンチェラーラは思わずガッツポーズをしたことだろう。ライバル達に、得意のTTで差をつけられることで優位に立つことができるのだから。しかし逆に一部の総合系の選手にとっては、意欲を失わせてしまったかもしれない。

ロラン
『ラルプデュエズでコンタドールを打ち負かし、マイヨブランを獲得してポディウムにあがったピエール・ロラン(フランス、ヨーロッパカー)』
シュレク兄弟にとって、表彰台の真ん中に立つためには否が応でも自らのTTの能力を改善しなければならない現実を突き詰められた格好となった。しかしシュレク兄弟以外にも、ピエール・ロランも同様に感じたようだ。

「僕はかなり努力しなければ、TTでのタイムロスを最小限にとどめておくことはできないね。どんなことをしてもカデル・エヴァンスレベルの選手ではないからね。」そう語るのはまだ若干25歳のヨーロッパカーの新鋭、そして今年のツールでの新人賞、総合11位を獲得したピエール・ロランだ。

彼の今年の走りは皆を驚かせた。チームのエースでもマイヨジョーヌを着ていたトマ・ヴォクレールのをアシストしながら、彼自身も近い将来、総合でトップ5どころかパリで表彰台に上がることも可能だと確信を持ったようだ。しかし2012年のコースは彼向きではないことは明らかで、よほどTTの能力を改善させることができない限り、モチベーションをあげることは難しいかもしれない。

「僕のTTの才能を開花させ、それでいながら山岳での意欲を忘れさせないのはチームのコーチの仕事だよ。」そうロランは語った。

アンディ・シュレク
『TTでタイムロスをし、最後の最後でマイヨジョーヌを手放す事となったアンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)』
シュレク兄弟にとっては2012年度のコースはロラン同様に不向きなコースである。アンディーのみならずフランクも間違いなくカデル・エヴァンスよりも山岳重視の傾向があり、エヴァンスやアルベルト・コンタドールにはTTでは遠く及ばないのが現実である。ここまでのシュレク兄弟にTTにおける改善が見られないのは、単純にこの分野での伸びしろがまったくないのか、それとも平地でのトレーニングが不十分だからだろう。

チームの指圧師のホセ・アランによれば、2012年度のツールに向けての彼らの準備を手伝っていくそうだ。彼が言うのであるから、それは追い詰められたシュレク兄弟が何らかの進化を見せてくれるということなのかもしれない。

「彼らは才能にあふれている。しかしトレーニングや準備となると若干的違いなことをする傾向にあり、古い手法に頼ることがあるんだ。サイクリングは近年目覚しい発展を遂げている。そのため勝利はより難しくなり、些細な見逃されがちなことが決定的な差になることさえある。彼らには生まれ持った才能があるが、それに溺れてしまっている傾向があるんだ。」そうアランはスペインの有力紙マルカに語った。

「彼らにそのことを言ったこともあるんだ。彼らはまだまだ伸びる、でも勝利をつかみたければフランクは特に下りとTTを改善しなければならないね。」

エヴァンスや現役時代のランス・アームストロングなど、有力選手たちは練習にヨガを取り入れている。これはTTでの姿勢を改善する効果があるのだが、シュレク兄弟は体が硬いことでも有名で、典型的な「自転車乗り」体形である。足は筋肉があるのだが、上半身が貧弱なのだ。下りを得意とするオールラウンダーの選手達やTTを得意とする選手達は、上半身もガッチリしており、特に腰周りの筋肉は目を見張るものがある。そして、これこそがアランが思い描くシュレク兄弟の2012年度の課題なのだ。

text:Lee Rodgers
translation:Hiromu Morine
photo:(c)Tim De Waele
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SRM

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