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2011/7/5 9:00

ツール・ド・フランス2011 第3ステージ

ファラーが亡き友に捧げたツール初優勝


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混戦のスプリントバトルを制したタイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)
『混戦のスプリントバトルを制したタイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)』
ワウテル・ウェイラントのWを指で表すタイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)
『ワウテル・ウェイラントのWを指で表すタイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)』
2011年7月4日、ツール・ド・フランス第3ステージは、今大会一発目の集団スプリントゴール。HTCトレインのリードアウトの乱れをついて先頭に躍り出たガーミン勢は、イエロージャージのトル・フースホフト(ノルウェー)が自らリード役を担ってタイラー・ファラー(アメリカ)のスプリントをセットアップ。ファラーは見事チャンスをものにして、華麗なスプリントで勝利を手に入れた。イエロージャージはフースホフトが堅守し、ガーミン勢にとっては昨日に続いて充実のステージとなった。

この日のコースは、ヴァンデ県西部の海辺の町、オロンヌ・シュル・メールをスタート。一路北上し、ロワール川の河口にかかる長い橋を渡り、ブルターニュ地方のルドンでゴールする。行程はほぼフラットで、途中の104km地点に中間スポリントポイント、143km地点の橋の傾斜に山岳ポイントが設けられている。

ここまでは一人のリタイヤもなく、198人全員が揃ってスタート。まもなく5人のライダーが飛び出した。顔ぶれは、マキシム・ブエ(フランス、アージェードゥーゼル)、ミカエル・ドラージュ(フランス、FDJ)、ニキ・テルプストラ(オランダ、クイックステップ)、ホセイバン・グティエレス(スペイン、モビスター)、ルーベン・ペレス(スペイン、エウスカルテル)。

5人はローテーションを繰り返しながら順調にリードを伸ばし、74km地点を通過する頃には、集団に8分差をつけた。集団の先頭を牽くのは、レースリーダーのトル・フースホフトを擁するガーミンのトレイン、後ろにはオメガファーマ勢が続く。

その後、104km地点の中間スプリントをめがけて集団が徐々にペースを上げてきた。先頭の5人の中からはドラージュが鮮やかなスパートを決めて1位で通過、20ポイントを獲得する。後輪を追ったグティエレス、テルプストラが続き、後方の集団では、アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレISD)がポイントを狙うランプレ勢が先頭に立って、ぐんぐんとスピードを上げている。

計測ポイント手前で、ゴール前さながらの激しいスプリント勝負が勃発。ペタッキが最初に発射、続いてグリーンジャージのフィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)が飛び出し、イエロージャージのフースホフトも出てきた。その合間から、弾丸のように突っ込んできたのはマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTCハイロード)。カヴェンディッシュが6位の10ポイントをゲット。デニス・がリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)、ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)、トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)、ジルベールの順に続き、フースホフトは12位で4ポイントを獲得した。

ところがその後、スプリントに入る手前でフースホフトとカヴェンディッシュが肩と肩をすり合わせて競い合っていたことが危険行為と判断され、2人揃ってポイント剥奪の処分が下された。レース後、フースホフトは「カヴェンディッシュに日焼け止めクリームを塗ってやってたんだ」とジョークでかわしたが、カヴェンディッシュは「一体どういうことかまったく納得できない」と不満をあらわにした。

集団のペースアップで、逃げグループのリードは5分を切り、その後も風の影響でペースは思うように上がらず、集団にとって有利な状態に傾く。と、のどかな田園地帯で突然、集団からアントニー・シャルトー(フランス、ヨーロッパカー)が単独アタック。どうやらその辺りは彼の地元で、家族、友人らが応援に駆けつけていたらしい。シャルトーはマシンから降りて応援団に挨拶をかわすと、ふたたび集団に合流していった。

レースは山場のポン・デ・サン・ナザレへ。ロワール川の河口にかけられた橋は中間地点が丘のように盛り上がっている。そしてここがこの日の山岳ポイント。まるで恐竜の背中のようなサン・ナザレ橋に、集団は逃げグループから2分20秒遅れでさしかかる。

頂上が近づくと、先頭ではふたたびドラージュが好スパートでトップ通過、ペレスが続く。後方では集団が分裂し、イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)やフランスチャンピインジャージのシルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ)らが後方集団に取り残されてしまう。

橋越えで1分台まで短縮した集団とのタイム差は、この地方特有の強風の影響でさらに縮まってきた。残り20kmのゲート手前、タイム差が30秒まで迫ったところでグティエレスがアタック。その後さらに加速すると、ドラージュだけが後を追い、残りの3人は間もなく集団に飲み込まれる。

グティエレスとドラージュは、迫りくる大集団の気配を背後に懸命にペダルを漕いだが、約187kmを先頭で走り続け、ゴールまであと9kmを残して吸収された。そこから先は、ラストスプリントへの準備体制へと入っていく。その大事な局面でコフィディスのエース、ライン・ターラメエ(エストニア)のマシンがパンク。チームメイトの助けを借りて、懸命に集団を追いかける。

HTCハイロード5人によるトレインが先頭でラスト4kmへ。5番手に控えるのは真打ちカヴェンディッシュ。ところが、この地点で先頭にいたピーター・ベリトス(スロバキア)が早くも離脱し、2番手のトニ・マルティン(ドイツ)が先頭に。早すぎるテイクオフに、動揺した様子を見せるマルティン。案の定、後方からは有象無象にアタックがかかり、HTCトレインは統制が保てない。

マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユDCM)が単独で飛び出すといよいよ戦闘モードにスイッチが入り、ゴール前ストレートに進入する最後の左カーブ手前で、ついにガーミンチームが先頭に立った。リードアウトを失った状況でカヴェンディッシュも単独でスプリント体勢に向うが、イエロージャージのフースホフト、ジュリアン・ディーン(ニュージーランド)らが的確にリードアウトするガーミン勢のチーム力には及ばない。

最後にタイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)が発射すると、マークしていたロメン・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユDCM)とホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)が超高速スパートでチェイス。3人の争いとなったが、ファラーが頭差でフェイユを制して、見事ツール初優勝を飾った。

ゴールの瞬間、両手の指で「W」の文字をつくったファラー。それは5月のジロ・デ・イタリアで命を落とした、親友ワウテル・ウェイラントに捧げたサインだった。

「この2カ月間は本当に辛かった。でも、なんとか立ち上がって、レースに復活したかった。ハードな練習を重ねて、ここ数週間は調子も上がっていた。彼のために、ツールで何かしたいと願っていたけれど、それが実現できた。」

アメリカ独立記念日のこの日、ファラーはポディウムに星条旗を掲げた。

「これまでも惜しいレースは何度かあったし、昨日はチームでポディウムに立てたけれど、ツール・ド・フランスのスプリントで優勝できたなんて・・・・子供の頃からの夢が実現したよ!しかも、リードアウトしてくれたのは世界チャンピオンでイエロージャージのフースホフトだ。彼がいかに素晴らしいライダーであるかが証明されたと思う。」

対照的に、チームワークの乱れで勝機を逃したカヴェンディッシュは、「コーナーの立ち上がりでマシンから落ちそうになった。なんとか踏ん張ったけど、おかげでスピードを殺してしまい、最後は完全な状態でスプリントに絡めなかった。今日はツキがなかったよ。」と淡々と話した。

各賞は、ポイント賞のグリーンジャージはホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)、山岳賞の水玉ジャージはフィリップ・ジルベールの手に、ヤングライダー賞の白ジャージは、ジェラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)がキープした。

明日の第4ステージは、ロリアンからミュール・デ・ブルターニュまでの172.5km。『ブルターニュのアルプ・デュエズ』の異名をとるミュール・デ・ブルターニュは、ツール初登場だが、この地域のレースではお馴染みの名所。標高293m、長くまっすぐに続く直線の登り坂は、「ミュール(壁)」のごとくライダーたちを苦しめる。この手の登りはジルベールの得意とするところだが、「ここが鬼門」と語っていたフースホフトは、果たしてイエロージャージを守れるか。



ツール・ド・フランス2011 第3ステージ結果
1位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)   4h40'21"
2位 ロメン・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユDCM)
3位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
4位 セバスティアン・イノー(フランス、アージェードゥーゼル)
5位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTCハイロード)
6位 トル・フースホフト(ノルウェー、ガーミン・サーヴェロ)
7位 ジュリアン・ディーン(ニュージーランド、ガーミン・サーヴェロ)
8位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユDCM)
9位 アンドレ・グライペル(ドイツ、オメガファーマ・ロット)
10位 ジミー・アングールヴァン(フランス、ソウル・ソジャサン)
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1位 トル・フースホフト(ノルウェー、ガーミン・サーヴェロ)   9h46'46"
2位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・サーヴェロ)
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)    +01"
4位 ジェラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)       +04"
5位 リーナス・ゲルデマン(ドイツ、レオパード・トレック)
6位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ)
7位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
8位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
9位 ヤコブ・フグルザング(デンマーク、レオパード・トレック)
10位 ブラッドリー・ウィギンス(イギリス、チームスカイ)
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ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
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フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
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ジェラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)
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チーム総合成績
ガーミン・サーヴェロ
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ツール・ド・フランス2011 第3ステージ グラフィックス

text:Yuki Ogawa
photo:(c)Tim De Waele
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