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2011/2/23 16:00

第5回明治神宮外苑大学クリテリウム大会 男子

エース吉田の優勝で鹿屋体大が3連覇 西園は2年連続で年間王者の座を獲得


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スタートラインに並ぶ選手たち
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中央大学大学応援団とチアリーディング部SPIRITSの声援を受けて走る
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『連携を崩さないオランダチームの走り』
8度目のポイント周回でトップを取った早大の佐々木 3位の窪木はこの時点でポイントリーダーに
『8度目のポイント周回でトップを取った早大の佐々木 3位の窪木はこの時点でポイントリーダーに』
鋭いスプリントで早々と勝利を確信する鹿屋体育大学の吉田
『鋭いスプリントで早々と勝利を確信する鹿屋体育大学の吉田』
グループ1トップ3。左から2位窪木一茂(日本大学) 、優勝吉田隼人(鹿屋体育大学) 、3位ラース・ヴァンデヴァル(アムステルダム学生選抜チーム)
『グループ1トップ3。左から2位窪木一茂(日本大学) 、優勝吉田隼人(鹿屋体育大学) 、3位ラース・ヴァンデヴァル(アムステルダム学生選抜チーム) 』
学校対抗では1位アムステルダム学生選抜、2位中央大学、3位日本大学という結果に
『学校対抗では1位アムステルダム学生選抜、2位中央大学、3位日本大学という結果に』
2年連続年間チャンピオンの西薗良太(東京大学)
『2年連続年間チャンピオンの西薗良太(東京大学)』
2月20日に様々なイベントが行われた第5回明治神宮外苑大学クリテリウムのメインイベントは、大学対抗クラスの男子グループ1。レースは序盤で優勝候補の西園良太(東大)が落車にが巻き込まれるアクシデントや海外から招待されたオランダチームの奮闘など先の読めない白熱した展開に。鹿屋体育大学の吉田隼人が最終回のスプリントを制し優勝を決めた。

男子グループ1は、1.5キロの周回コースを20周(30km)する「ポイント式クリテリウム」で行われた。ポイントは隔週の偶数周回で上位4名に1位からそれぞれ5、3、2、1点が、最終ゴールは1位から10位までに20、15、11、9、7、5、4…1点が与えられ、その合計で争われる。

一つの大学につき3人までの選手が出場し、各校の上位2名の順位合計の少ない順に学校別の順位も決定。大学対抗戦の側面もあり、各大学の応援部が駆けつけるなど盛り上がりを見せた。

このクラスは日本学生自転車競技連盟(学連)の主催するロードレース・カップ・シリーズ(全11戦)の最終戦に位置づけられており、年間の総合優勝最終決着の場。来シーズンからシマノレーシングへの加入が決まっている西園良太(東大)ら卒業予定者にとっては学生として走る最後の大会だ。

ロードレース・カップのシリーズポイントは、1位60点、2位48点、3位40点、以下10位までポイントを付与。第10戦終了時点で、1位西薗の182点に対し2位の笠原恭輔(中央)がわずか26ポイント差の156点、3位の入部正太朗(早大)が138点と逆転可能な位置に付けており、シリーズ総合優勝争いにおいても気の抜けない重要なレース。さらに8月のユニバシアード大会選考試合の一つにも挙げられており、選手たちのモチベーションは否応なしに高まる。

優勝候補の筆頭に挙げられたのは、目下2連覇中の鹿屋体育大学。日本ナショナルチームメンバーとしてジャパンカップや海外のレースを走ったエース吉田、昨年この大会で優勝をさらったスプリント力に定評のある野口正則、ジュニアトラック世界選手権で9位に入ったルーキーの黒江という強力な布陣だ。

とは言え今年は例年以上の混戦が予想されていた。吉田はライバルとして早稲田大学の佐々木龍を挙げており、黒川監督は海外から招待されているオランダチームを警戒。世界大学選手権のロードタイムトライアルチャンピオンなどを含む平坦レース本場からの挑戦者だ。また、先月は北京のワールドカップ、つい先日はタイのアジア選手権から帰国したばかりの日大の窪木一茂も好調を維持。シリーズポイントトップの西園も当然上位を狙っており、強力なライバルたちが、王者・鹿屋体育大学の前に前に立ちはだかることになる。

レースが始まり、1周目を終えようというホームストレートのフィニッシュライン付近で2度の落車が発生。なんと西園が巻き込まれ、代車で走り出す事態に。とはいえこれは西園にとって不幸中の幸い。このときカーボンフレームのシートステーにひびが入ってしまったり、負傷のために3名の選手がレースを去っているのだ。西園はポイントに絡めないニュートラリぜーションを終えると3度目のポイントを1位で通過し、シリーズポイント1位をたぐり寄せる。

落車の影響を受けやや神経質になった集団のポイント争いでは、窪木と吉田の一騎打ちに、チームで連携を組んだ中大とオランダチームが絡んでくる。高スピードの展開に逃げが生じる隙はない。6回目のポイントのトップをとった吉田は、それまでのポイントリーダーだった窪木を1点上回って逆転。8度目には3位をとって窪木が再逆転し最後のポイントでもトップを取った窪木の23点に対し、ゴールスプリントに備える作戦に出たのか、吉田は18点と大きく後退。勝負はゴールスプリントに持ち込まれる。

オランダチームの強力な列車に続いて数少なくなった選手たちが最終コーナーを抜け、ホームストレートで最後のスプリントを開始。 コース右寄りを圧倒的なスピードで抜け出してきたのは吉田。ゴール手前50メートルほどの地点で勝利を確信すると、両手を拡げてゴールラインを通過し見事に逆転。鹿屋体育大学の3連覇を決めた。大学対抗では高い連携技術を見せたオランダのアムステルダム学生選抜チームが首位。中央、日大が続いた。

また、6位でフィニッシュした西園がロードレース・カップのシリーズポイント首位の座を守り、シリーズ総合優勝の座に輝いている。

クリテリウム勝者の吉田は、小学6年生の時に学校をさぼってツアー・オブ・ジャパンの奈良ステージを観戦に行った際レース後に一緒に写真を撮ってもらい、また昨年の東アジア大会ではTTTとロードを一緒に走らせてもらった飯島選手の前で勝利できたことが嬉しいと勝利の喜びを語った。

グループ1(学校対抗)
1位 吉田隼人(鹿屋体育大学)      38 P 
2位 窪木一茂(日本大学)        32 P 
3位 ラース・ヴァンデヴァル(アムステルダム学生選抜チーム)25 P
4位 佐々木龍(早稲田大学)       22 P 
5位 飯野智行(中央大学)        12 P 
6位 西薗良太(東京大学)        10 P 
7位 中根英登(中京大学)        6 P 
8位 堀内俊介(中央大学)        6 P

学校対抗成績
1位 アムステルダム学生選抜チーム    13 P 
2位 中央大学              13 P 
3位 日本大学              14 P

シリーズ総合成績(門田杯)
1位 西薗良太(東京大学)        218p 
2位 笠原恭輔(中央大学)        156p 
3位 入部正太朗(早稲田大学)      138p 
4位 堀内俊介(中央大学)        130p 
5位 大中巧基(早稲田大学)       112p 
6位 窪木一茂(日本大学)        92p 
7位 郡司昌紀(中央大学)        88p 
8位 中根英登(中京大学)        84p


第5回明治神宮外苑大学クリテリウム大会 男子クリテリウム グラフィックス

text&photo:Ushio Ikeda
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