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CYCLINGTIME.com

2010/2/1 18:33

今年のペダルはこれ?!

人気急上昇中のスピードプレイをインプレッション!


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『ZEROチタニウム (ホワイト)』
『ZERO用クリート 複数のパートに分かれており、シューズのソールに合わせるためのシムも付属』
『マイクロアジャスタブルフルート このネジの締め具合で装着中の可動範囲を調整する』
『クリートカバー COFFEE SHOP CAPS』
ハイパフォーマンス、ハイテクノロジーペダルとして人気爆発中のSPEEDPLAY。ここ最近SPEEDPLAYの使用ライダーが急増している。今回は、実際に1ヶ月間使用してみてのインプレッションを交えて紹介する。

プロライダーのために生み出されたペダルが「ZERO」である。他メーカーとは脱着の仕組みなど、ビンディングペダルとしての考え方が大きく異なる。スピードプレイには可動範囲を0~15度まで自由に調整できる「ZERO」シリーズと可動範囲15度固定の「LIGHT ACTION」シリーズがラインナップされている。

膝への負担を軽減する構造
多くのビンディングペダルはスキーのビンディングシステムからの流用であるため、ものすごくシンプルな構造をしている。そのため、クリートの位置や可動範囲のセッティングは大きく制限されてしまっている。クリートの可動範囲や位置がうまく合わない場合、常に膝がねじれたような状態でペダリングをすることになる。関節が柔らかい人ほど故障はしにくいが、人体の構造から考えれば故障や怪我の原因となってしまう。

通常のクリートの構造とは異なり、スピードプレイではクリートが3つのパートから構成されている。1つめではクリートの前後位置を決め、ペダルに装着した際にペダルと接地するパートとなっている。2つめの黄色いパートではマイクロアジャスタブルフルートと呼ばれる調整機構があり、ペダルに装着した際の足首のふり幅(可動範囲)調整を担っている。3つめの金属プレートのパートではQファクター(左右の位置)を調整することができる。

※ライトアクションでは2つめのパートのマイクロアジャスタブルフルートが省略され、可動範囲は15度で固定となっている。

それらが合わさることで1つのクリートとして構成されており、クリート位置(前後左右)や可動範囲のセッティングは無数と言えるほどの範囲で調整することが可能となっている。故に、どんなライダーでも膝へ負担のかからないセッティングを見つけることができる。クリートとペダルの設置面積が広いというのも人気の要因となっているだろう。

容易な脱着、メンテナンス
通常のビンディングペダルでは、踏む(装着)面が片側だけとなっているが、クリート側でペダルを挟んで固定するスピードプレイでは両面で脱着ことができる。そのためペダル面を気にする必要が不要となる。ペダル内のベアリングへのグリスアップも容易で、ペダル側面のネジを外すと穴があいており、専用のグリスガン&グリスを使用してその穴からグリスを注入すればグリスアップは完了となる。雨の多い日本などでは、ベアリングのグリスが抜けてしまうことも多い。グリスガンまでラインナップし、ペダルを分解することなく簡単にグリスアップができるペダルは他に無い。

豊富なラインナップ
ZEROシリーズ
・クロモリシャフト
・ステンレスシャフト
・チタンシャフト
・チームグリーン
・ナノグラム

LIGHT ACTION
・クロモリシャフト

アクセサリー
・コーヒーショップ(クリートカバー)
・プラットフォーマー(フラットペダル変換アダプタ)
・スピードプレイソックス
・グリスガン(グリス付属)

中でもナノグラムは決戦用のペダルとしてラインナップされており、通常のチタンシャフトモデルから更に軽量化したチタンシャフトに加え、カーボンボディや軽量なアルミプレート、クリートもカーボン配合した究極のペダルとなっている。消耗が著しいためか毎日の使用は非推奨となっている。


インプレッション
今回、正規代理店である株式会社ジェイピースポーツグループより、数あるスピードプレイラインナップの中でZEROのステンレスシャフトを約1ヶ月ほどお借りすることが出来た。1ヶ月間みっちり乗った感想を紹介しよう。

プロのレーサーが使用することを前提に開発されているため、性能や造りは「まさに」といった感じだ。レースでは基本的に地面に足を着くことのないため「歩く」ための造りはしていない。そのためレース以外での使用の際はクリートカバーの携帯は必須だと感じた。

乗っている時の感覚だが、ペダリングパワーを逃さないためにペダル、クリートともに硬い(剛性の高い)ものとなっている。ローエストスタックハイトと謳うだけあり、他メーカーと比較しても足裏からペダルシャフトまでの距離が最も短くなっている。(スタックハイト11.5mm(3穴時)、8.5mm(4穴時))それらが合わさりダイレクトな踏み心地はズバ抜けていたと思う。ダイレクトさを求める人にはオススメしたい。

クリートとペダルの設置面積が広いため、踏んでいる時の快適性が高かったと感じた。丸型のペダル形状のため、縦の踏み面の広さは他のペダルにはないもので、横幅は他より狭かったが慣れるまでそう時間はかからなかった。

率直に、レースに参加している私としてはとても気に入ったペダルだ。私はペダルの可動範囲は狭いものが好みなので、自分の好きな可動範囲や位置でセッティングできるの所が一番気に入った箇所である。他のペダルでは再現の難しいセッティングにでき、自分の気持ちい良い位置にセッティングすることができた。

ペダル本体は磨耗しやすい部分をステンレスのプレートにすることで耐久性を確保している。あくまで個人的な意見だが、その部分で色つきのプレートなんかもあれば面白いかも知れない。磨耗して削れてしまうということは目に見えているが、そういうオシャレも良いのではないかと思う。プレートだけでなく、クリートの黄色いプラスチック部分にもカラーバリエーションがあれば楽しみが倍増するのではないかとも思った。

ペダルとしての素晴らしい性能、機構だけでなく、細かいアクセサリー類や補修部品も多く存在しているスピードプレイ。日本だけでなく、世界でのシェアがこれからも拡大していくに違いない。


text : Shingo Takahashi
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