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2009/12/5 16:52

ビール、ワイン、ウィスキー、焼酎…サイクリストに最適なお酒は?


1、2杯のビールを楽しんでいるサイクリストはたくさんいるし、ウィスキーが大好きな人もいれば、焼酎通の人もいる。

私は個人的に、ベルギービールと1杯のおいしいカベルネ・ソービニヨン(ワインの一種)が大好きだ。

しかし、アルコールは私たちの健康にどのような影響があるのだろうか?ある種類のお酒が、他のものよりもいいのだろうか?そもそも、アスリートはお酒を飲むべきなのだろうか?これらの質問に対する答えは、世界中の研究所で調査されてきたし、まだ調査中である。そして、デスクワークの人もワールドクラスの有酸素運動系アスリートも関係なく、適度なアルコール摂取が健康的な食事法のひとつとして含まれるべきだと数多くの証拠が示唆している。食用のアルコールはエチルアルコール(エタノール)で、向精神薬、毒素、または栄養素として分類されうる。果物、野菜、穀物の発酵がビール、ワイン、そしてウィスキー、ラムのような代表的なお酒を作り出す。どの種類のお酒を選ぼうとも、1gあたり約7カロリーを含んでいるので、栄養であると言える。

1日あたり男性は1〜2杯のお酒、女性は1杯のお酒の摂取が、飲まない人と比べたとき、死の可能性が少なくなると思われている。適度のお酒飲みの人(1日あたり2〜4杯)は、まったく飲まない人と同じ死のリスクがあり、一方、酒豪の人(1日6杯以上)が長生きで健康的な生活を送る可能性は最も少ない(ホルマン研究、1996年)。

それはなぜか?アルコールは冠状動脈性心臓病と脳卒中のリスクを軽減し、その結果として死に関連するリスクを減らす。なぜ1日1〜2杯飲む人がまったく飲まない人より長生きするのかはハッキリしないが、これには多くの学説がある。一部には、それを裏付けるデータとともに、アルコールが血液凝固を減少すると示唆している人もいる。また、アルコールには脳への血流を増加する力があり、アルツハイマー病やパーキンソン病のような脳疾患の予防につながる可能性があると指摘している人もいる。

最も一般的な学説は、アルコールが冠状動脈性心臓病を予防する善玉コレステロールを増加させる力と関わっているということだ。

これらアルコールの健康上の利点は、アスリートもアスリート以外の人にとっても同じである。それでは、具体的にどのお酒が我々サイクリストに最適なのかを見てみよう。

サイクリストや他のアスリートに理想的なアルコール飲料を探したいのなら、まっさきにスピリッツ(蒸留酒)は除外だ。ウィスキー、ラム、テキーラのようなお酒に含まれるアルコールは、ワインやビールに含まれるものと完全に一致しているので、健康上の利点も同一である。しかし、スピリッツには栄養価がない。ビールとワインは炭水化物、さらに少量のタンパク質、ビタミン、ミネラル、そして病気の可能性を制限する抗酸化物質(フラボノイド)を備えた植物化学物質も含んでいる。

このように、ビールとワインには優れた栄養素があり、サイクリストがスピリッツを選択しないほうが良いのは明白だ。

ブドウの皮に含まれる色素は、ポリフェノール、そして善玉コレステロールを増やし血液の粘度を下げる他の植物化学物質を含んでいる。そして、抗酸化作用のある性質も持っている。抗酸化物質の特典は、アスリートにとってはトレーニングやレースで酸化的ストレスに日常的に耐えているので、特に興味深い。単純に言えば、我々は血液をきれいにし、濃くならないようにする必要があるのだ。

また、一部のワインは他のものよりもサイクリストにとっていいように思える。カリフォルニア大学の研究者は、抗酸化物質の含有量はカベルネ・ソービニヨンが最も高く、僅差でプティ・シラーとピノ・ノワールが続くことを発見した。メルローの数値はより低く、白ワインは赤ワインよりかなり少量しか含んでいない。基本的に、ワインが甘くなればなるほど、抗酸化物質濃度は低くなるのである。

ビールはどうだろう?ビール飲みはこれを読んで嬉しいのではないかと思うが、ビールも特に色が濃い種類は、抗酸化物質が豊富なようだ。実際のところ、抗酸化物質濃度は赤ワインと同等だが、赤ワインと比べるとビールはより多くのタンパク質とビタミンB群(エネルギー代謝にとても重要)を含んでいる。このことは、炭水化物含有量がより高いことと合わせて、ビールがアルコール飲料のチャンピオンであることを意味する。

西洋の研究所では日本の焼酎についてはあまり研究されてきていないが、焼酎の栄養素はビールとワインに匹敵しているようだ。ウイスキーのようなスピリッツとは違い、焼酎にはタンパク質、そしてワインより多くの炭水化物が含まれているのである。

もちろん、あまり多く飲みすぎると、アルコールの健康への恩恵が消えてしまい、病気に抵抗するのを助けるのではなく、体にダメージを与えてしまう。もし夜に1、2杯のワインまたはビールを楽しむのであれば、すばらしい選択だ。そして、トレーニング中のアスリートは、筋肉と肝臓グリコーゲンだけでなく抗酸化防衛力をも消耗させ、傷つけるので、黒ビールが最も賢明な選択だろう。しかし、研究では1杯の赤ワイン、もしくは焼酎もそれほど大きな差はないと示されている。

それでは、乾杯!

text:Lee Rodgers
translation:Tatsuya Mitsuishi & Aya Moriyoshi
News Commentator
1  コメンテーター: polarbear  コメント日: 2009/12/05 18:03:14
たまにはこんな話題も楽しいですね。
サイクリストにとっても、そうでない人にとっても、(たしなむ程度がよろしい)ということのようですが・・
食生活の面で特に制約が多い生活を強いられている自転車選手が、どのようにお酒を楽しんでいるのか、とても興味があります。誰がどんなお酒を好むかなんて知りたいですね。

私はサイクリスト(そう呼べるほど最近乗ってない_下手だし)でなくて良かったかも・・スピリッツが体質に合っているので。
個人的にはスコッチorブランデーにチョコレートの組み合わせが最高かと思います。
2  コメンテーター: mariomizune  コメント日: 2009/12/05 22:15:52
これからの季節、冷え性のサイクリストは毎日、赤ワインを適量飲むといいですよ。血液の循環が良くなるからか、寒さに強くなります(効果が無くてもご勘弁を)よ。
3  コメンテーター: makino  コメント日: 2009/12/05 22:17:02
 まっさきに除外された蒸留酒が好きなのですが、回答を読んで正直知らないことが多いなと思いました。ビールとワインが良い手なのですね。そして飲みすぎは駄目と。
 ビールといえばベルギーのレースの風景の一部ですが、自分もビールとお肉をたらふく食しながら生レース観戦したいと考えてしまいます。美味しいんだろうな。

 ウィスキーやラムを水割りで飲むのが自分は好きです。
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