2009/7/8 10:35




ツール・ド・フランス第4ステージ
ランス、幻のマイヨ・ジョーヌ!同タイムフィニッシュも、 ミリメートル差でカンチェラーラが首位キープ
ファビアン・カンチェラーラを追うランス・アームストロングのアスタナは、最後の計測ポイントでサクソバンクのタイムを1秒上回り、バーチャル・マイヨ・ジョーヌをゲットしたが、残り8.5kmでタイムが伸びず、ピッタリ40秒差でフィニッシュ。カンチェラーラとアームストロングは同タイムで並び、精密ビデオ判定の結果、ほんの数ミリメートル差でカンチェラーラが優勢となった。「自分が、というより、チームが本当に頑張ってくれた。だからこのマイヨ・ジョーヌは、彼らの奮闘の証として、僕らがキープするにふさわしいよ。」動揺する様子もなく、爽快な笑顔で語ったカンチェラーラ。
一方ランスも「まあ、がっかりしているのは確かだが、今日のアスタナの仕事は完璧だった。チームは全力を出しきったし、後悔などまったくないよ。」と貫録たっぷりに答えた。
TT巧者のチームコロンビアVSアスタナのステージ優勝争いは?そして、サクソバンクがいかにタイムを稼いで、ファビアン・カンチェラーラのマイヨ・ジョーヌをキープするか?見どころが満載だった今日のチーム・タイムトライアル。
舞台は棕櫚の木が町をいろどる南仏ムード満点の町、モンペリエ。人々が憩うコメディ広場のスタート地点には、今日も大ぜいの観客がつめかけた。昨日よりは少しだけ日差しは弱まったものの、気温はあいかわらず30度を超える猛暑。39kmのショートコースは、果てしなく続く長丁場のレースの中で、体力を温存する束の間のチャンスだ。
20チームは、ステージ3までの総合チーム順位の逆順にスタート。トップバッターはケースデパーニュ。新城幸也のブイグテレコムは5番目、別府史之のスキル・シマノは7番目のスタートとなる。
出走時間に合わせてスタート地点に集合した各チームは、約1時間前から固定バイクにまたがり、ウォーミングアップを開始した。「チームTTではちぎられないようにしないと!」と話していた新城は、少し緊張気味にうつむきながら。別府は時折顔を上げて、レースへのイメージをふくらませる。
コースは、迷路のようなモンペリエの旧市街を抜け、途中ゆるやかな登りの野原を超えながら、市街地に戻る。南から来る気まぐれな突風は、選手たちにとって鬼門だ。足場が悪く、厳しいコーナーも多いコースレイアウトで、前半に出走したチームに落車が相次ぎ、その情報がパドックにもたらされると、各チームの陣営には、「慎重に!」というオーダーが走る。
ラボバンクのデニス・メンショフ、ランプレのアレッサンドロ・バッランが相次いで落車。ブイグテレコムもコーナーでバランスを失い、新城を含む4人が折り重なる。スキル・シマノもピエート・ローイヤッケルがクラッシュ。「(出来については)落車があったんでなんともいえない。コースは、難しい、というよりも危ない感じ。今はとにかく、(落車した)チームメイトが心配です。」ゴールラインをくぐった別府は表情を曇らせる。救急病院に運ばれたローイヤッケルは、左腕の骨を2本骨折、頭部に痛み、両手に外傷を負う重症。順位も最下位と、昨日とは一転、厳しいステージとなる。
2番走者のカチューシャが出した47分52秒を初めて破ったのが14番手のリクイガス。そして17番目以降、真打ちが登場する。まずはデーヴィッド・ミラー、ブラッドリー・ウィギンスらを擁するガーミン・スリップストリーム。ツアー・オブ・カタールでチームTTを制して以来、さらに磨きをかけるべくチームTTの特訓を重ねてきたという成果か、ミラー、ザブリスキー、ヴァンデヴェルデ、ウィギンス、そしてヘシェダルの5個隊が46分台をはじき出して首位へ。
続いて出走したサクソバンク。カンチェラーラと、総合2位のトニ・マルティンとの差は33秒、そして3位のランスとの差は40秒。彼らの使命は、何が何でも、アスタナとの差を40秒以内に抑えることだった。終盤は、カンチェラーラ自らが積極的に先頭をひき、ガーミンから22秒遅れの47分09秒でフィニッシュ。アスタナが46分28秒なら、イエロージャージはランスのものとなるが・・・・・・?
続いて登場したチームコロンビアは、5月のジロ・デ・イタリアでも、初日のチームTTで優勝、このステージに賭けていた。6月、予定していたアルプスでの合宿をキャンセルしてモンペリエに2日間滞在し、レースコースを7回走ってみっちりと確認する念の入れよう。ところが、思うようにタイムが上がらず5位に。マイヨ・ヴェールだけはキープし、「戦略は完璧に計算されていた。がっかりしているかって?わからないな。今回のツールのために、本当にハードに準備してきたからね。とにかく、この栄誉ある緑のジャージに袖を通すことができるのは光栄だよ。」淡々と語るマーク・カヴェンディッシュ。
ラストを飾ったのはアスタナ。水色軍団の中で、スペインのTTチャンピオンを示す赤X黄色のジャージのアルベルト・コンタドールは一人際立っている。10km地点でサクソバンクに12秒差をつけ、19.5kmでは暫定首位のガーミンを抜いて首位に浮上。そして30.5kmの計測ポイントではサクソバンクのタイムを1秒上回り、ランスがマイヨ・ジョーヌに王手をかける。しかし、ポポヴィッチ、ムラフエフ、ズベルディアがちぎれ、最後は6人で激走するも、1秒あったマージンは消滅。4年ぶりにツール復帰のランスがマイヨ・ジョーヌ獲得!という夢のシナリオは、おあずけとなった。
しかしこの結果で、次からのステージはさらに面白くなってきた。2位のランス、3位のコンタドール、4位のクレーデン、5位のライプハイマーと、2位から5位をアスタナ軍団が独占。首位から5位までは31秒差。この後の山岳ステージでは、アンディとフランクのシュレク兄弟のために、自分がサポートすることもありうると話したカンチェラーラだが、マイヨ・ジョーヌをやすやすと手放すマネはしないだろう。
4年ぶりの復帰でマイヨ・ジョーヌを獲得することが本当に可能だと思っていたか?と尋ねられたランスは「12か月前にはそう信じていた。しかし6か月前は、そんな考えはバカげている!と思った。12か月前にそう思ったのは、ツールに対する敬意が軽すぎたな、と。ジロのときも、勝てないと思っていた。そして今現在は、現実的になっている。もちろん、かつてのような勝ち方などできるはずはない。もっともっと厳しい戦いになるのは間違いないが・・・。」現実的になる、というのはすなわち、マイヨ・ジョーヌにはすでに片腕をつっこんでいる、という意味だ。この日、優勝者会見に姿を現したランスは饒舌だった。「今日のステージは重要だった。この結果で、ツール優勝の望みが完全に消えたライダーが出てきたからね!」
昨日の集団分裂の一件以来、ランスには「チームとして正しい行動だったか?」「チームオーダーはどうなっているんだ?」といった、アスタナのリーダー問題を問いただす質問が浴びせられている。フランスのテレビ向けのインタビューには、米語訛りのフランス語で答えるランスも、このあたりの質問になると、あいまいな表現を避けるためか、「ここは英語で答えさせてくれ。」と断って話しだす。「レースに予期せぬ状況はつきもので、たまたま昨日は自分が運が良かったが、明日はまったく逆の展開になることだってありうるんだ。」
昨日は一言も発せずにコースを去ったコンタドールだが、アスタナ初のステージ優勝に、表情も明るい。「今日のステージ優勝はとっても嬉しいよ。このコースは僕向けじゃなかった。少しも登りらしい登りがなかったからね。ランスがマイヨをとれなかったのは残念だったけど、おかげで無駄なプレッシャーがなくて良かったかもしれない。」ランスとはわずか19秒差。そして、彼が得意とする山岳レースはこれからだ。「ここまでは上出来だ。そして、今年のツールの勝負が始まるのはここからだよ。」
明日の第5ステージは、ル・キャップ・ダグデから、ふたたび海沿いのペルピニャンへの196.5km。ペルピニャンは、これまでスタートが34回、ゴールが33回と、ツールでは馴染みの土地。そして、ペルピニャンにゴールした地点でマイヨ・ジョーヌを着ている者は、最後にシャンゼリゼで笑う、というジンクスもある。戦後の近代ツールで、これまで8回の実例があるからだ。コースは、序盤から中間地点に向かって登り、250mと219mの峠を超えたあと、一気に下って最後はゆるやかな登りながら、ほぼ平坦コース。カンチェラーラとアームストロング、この2人の間にタイム差はつくのか?両チームはどのような作戦を講じてくるのか? 明日のステージは、前半戦最大の山場となりそうだ。
2位 ガーミン +18"
3位 サクソバンク +40"
4位 リクイガス +58"
5位 チームコロンビア-HTC +59"
6位 カチューシャ +1'23"
7位 ケースデパーニュ +1'29"
8位 サーヴェロ +1'37"
9位 AG2R +1'48"
10位 エウスカルテル +2'09"
11位 ラボバンク +2'20"
12位 クイックステップ +2'26"
13位 サイレンス・ロット +2'35"
14位 フランセージュデジュー +2'46"
15位 ミルラム +2'48"
16位 コフィディス +2'58"
17位 ランプレ-NGC +3'24"
18位 アグリチュベル +4'17"
19位 Bboxブイグテレコム +4'41"
20位 スキル・シマノ +5'23"
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1位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク) 10h38'07"
2位 ランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ) +00"
3位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ) +19"
4位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ) +23"
5位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、アスタナ) +31"
6位 ブラッドリー・ウィギンス(イギリス、ガーミン) +38"
7位 アイマル・スベルディア(スペイン、アスタナ) +51"
8位 トニ・マルティン(ドイツ、チームコロンビア-HTC) +52"
9位 デイヴィット・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン) +1'06"
10位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン) +1'07"
142位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム) +6'49"
156位 別府史之(日本、スキル・シマノ) +7'35"
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マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビアHTC)
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ユッシ・ヴェッカネン(フィンランド、フランセーズデジュー)
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トニ・マルティン(ドイツ、 チームコロンビアHTC)
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ツール・ド・フランス2009第4ステージ グラフィックス
text:Yuki Ogawa
photo:(c)Tim De Waele&Yuki Ogawa
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一方ランスも「まあ、がっかりしているのは確かだが、今日のアスタナの仕事は完璧だった。チームは全力を出しきったし、後悔などまったくないよ。」と貫録たっぷりに答えた。
TT巧者のチームコロンビアVSアスタナのステージ優勝争いは?そして、サクソバンクがいかにタイムを稼いで、ファビアン・カンチェラーラのマイヨ・ジョーヌをキープするか?見どころが満載だった今日のチーム・タイムトライアル。
舞台は棕櫚の木が町をいろどる南仏ムード満点の町、モンペリエ。人々が憩うコメディ広場のスタート地点には、今日も大ぜいの観客がつめかけた。昨日よりは少しだけ日差しは弱まったものの、気温はあいかわらず30度を超える猛暑。39kmのショートコースは、果てしなく続く長丁場のレースの中で、体力を温存する束の間のチャンスだ。
20チームは、ステージ3までの総合チーム順位の逆順にスタート。トップバッターはケースデパーニュ。新城幸也のブイグテレコムは5番目、別府史之のスキル・シマノは7番目のスタートとなる。
出走時間に合わせてスタート地点に集合した各チームは、約1時間前から固定バイクにまたがり、ウォーミングアップを開始した。「チームTTではちぎられないようにしないと!」と話していた新城は、少し緊張気味にうつむきながら。別府は時折顔を上げて、レースへのイメージをふくらませる。
コースは、迷路のようなモンペリエの旧市街を抜け、途中ゆるやかな登りの野原を超えながら、市街地に戻る。南から来る気まぐれな突風は、選手たちにとって鬼門だ。足場が悪く、厳しいコーナーも多いコースレイアウトで、前半に出走したチームに落車が相次ぎ、その情報がパドックにもたらされると、各チームの陣営には、「慎重に!」というオーダーが走る。
ラボバンクのデニス・メンショフ、ランプレのアレッサンドロ・バッランが相次いで落車。ブイグテレコムもコーナーでバランスを失い、新城を含む4人が折り重なる。スキル・シマノもピエート・ローイヤッケルがクラッシュ。「(出来については)落車があったんでなんともいえない。コースは、難しい、というよりも危ない感じ。今はとにかく、(落車した)チームメイトが心配です。」ゴールラインをくぐった別府は表情を曇らせる。救急病院に運ばれたローイヤッケルは、左腕の骨を2本骨折、頭部に痛み、両手に外傷を負う重症。順位も最下位と、昨日とは一転、厳しいステージとなる。
2番走者のカチューシャが出した47分52秒を初めて破ったのが14番手のリクイガス。そして17番目以降、真打ちが登場する。まずはデーヴィッド・ミラー、ブラッドリー・ウィギンスらを擁するガーミン・スリップストリーム。ツアー・オブ・カタールでチームTTを制して以来、さらに磨きをかけるべくチームTTの特訓を重ねてきたという成果か、ミラー、ザブリスキー、ヴァンデヴェルデ、ウィギンス、そしてヘシェダルの5個隊が46分台をはじき出して首位へ。
続いて出走したサクソバンク。カンチェラーラと、総合2位のトニ・マルティンとの差は33秒、そして3位のランスとの差は40秒。彼らの使命は、何が何でも、アスタナとの差を40秒以内に抑えることだった。終盤は、カンチェラーラ自らが積極的に先頭をひき、ガーミンから22秒遅れの47分09秒でフィニッシュ。アスタナが46分28秒なら、イエロージャージはランスのものとなるが・・・・・・?
続いて登場したチームコロンビアは、5月のジロ・デ・イタリアでも、初日のチームTTで優勝、このステージに賭けていた。6月、予定していたアルプスでの合宿をキャンセルしてモンペリエに2日間滞在し、レースコースを7回走ってみっちりと確認する念の入れよう。ところが、思うようにタイムが上がらず5位に。マイヨ・ヴェールだけはキープし、「戦略は完璧に計算されていた。がっかりしているかって?わからないな。今回のツールのために、本当にハードに準備してきたからね。とにかく、この栄誉ある緑のジャージに袖を通すことができるのは光栄だよ。」淡々と語るマーク・カヴェンディッシュ。
ラストを飾ったのはアスタナ。水色軍団の中で、スペインのTTチャンピオンを示す赤X黄色のジャージのアルベルト・コンタドールは一人際立っている。10km地点でサクソバンクに12秒差をつけ、19.5kmでは暫定首位のガーミンを抜いて首位に浮上。そして30.5kmの計測ポイントではサクソバンクのタイムを1秒上回り、ランスがマイヨ・ジョーヌに王手をかける。しかし、ポポヴィッチ、ムラフエフ、ズベルディアがちぎれ、最後は6人で激走するも、1秒あったマージンは消滅。4年ぶりにツール復帰のランスがマイヨ・ジョーヌ獲得!という夢のシナリオは、おあずけとなった。
しかしこの結果で、次からのステージはさらに面白くなってきた。2位のランス、3位のコンタドール、4位のクレーデン、5位のライプハイマーと、2位から5位をアスタナ軍団が独占。首位から5位までは31秒差。この後の山岳ステージでは、アンディとフランクのシュレク兄弟のために、自分がサポートすることもありうると話したカンチェラーラだが、マイヨ・ジョーヌをやすやすと手放すマネはしないだろう。
4年ぶりの復帰でマイヨ・ジョーヌを獲得することが本当に可能だと思っていたか?と尋ねられたランスは「12か月前にはそう信じていた。しかし6か月前は、そんな考えはバカげている!と思った。12か月前にそう思ったのは、ツールに対する敬意が軽すぎたな、と。ジロのときも、勝てないと思っていた。そして今現在は、現実的になっている。もちろん、かつてのような勝ち方などできるはずはない。もっともっと厳しい戦いになるのは間違いないが・・・。」現実的になる、というのはすなわち、マイヨ・ジョーヌにはすでに片腕をつっこんでいる、という意味だ。この日、優勝者会見に姿を現したランスは饒舌だった。「今日のステージは重要だった。この結果で、ツール優勝の望みが完全に消えたライダーが出てきたからね!」
昨日の集団分裂の一件以来、ランスには「チームとして正しい行動だったか?」「チームオーダーはどうなっているんだ?」といった、アスタナのリーダー問題を問いただす質問が浴びせられている。フランスのテレビ向けのインタビューには、米語訛りのフランス語で答えるランスも、このあたりの質問になると、あいまいな表現を避けるためか、「ここは英語で答えさせてくれ。」と断って話しだす。「レースに予期せぬ状況はつきもので、たまたま昨日は自分が運が良かったが、明日はまったく逆の展開になることだってありうるんだ。」
昨日は一言も発せずにコースを去ったコンタドールだが、アスタナ初のステージ優勝に、表情も明るい。「今日のステージ優勝はとっても嬉しいよ。このコースは僕向けじゃなかった。少しも登りらしい登りがなかったからね。ランスがマイヨをとれなかったのは残念だったけど、おかげで無駄なプレッシャーがなくて良かったかもしれない。」ランスとはわずか19秒差。そして、彼が得意とする山岳レースはこれからだ。「ここまでは上出来だ。そして、今年のツールの勝負が始まるのはここからだよ。」
明日の第5ステージは、ル・キャップ・ダグデから、ふたたび海沿いのペルピニャンへの196.5km。ペルピニャンは、これまでスタートが34回、ゴールが33回と、ツールでは馴染みの土地。そして、ペルピニャンにゴールした地点でマイヨ・ジョーヌを着ている者は、最後にシャンゼリゼで笑う、というジンクスもある。戦後の近代ツールで、これまで8回の実例があるからだ。コースは、序盤から中間地点に向かって登り、250mと219mの峠を超えたあと、一気に下って最後はゆるやかな登りながら、ほぼ平坦コース。カンチェラーラとアームストロング、この2人の間にタイム差はつくのか?両チームはどのような作戦を講じてくるのか? 明日のステージは、前半戦最大の山場となりそうだ。
ツール・ド・フランス2009 第4ステージ結果
1位 アスタナ 46'29"2位 ガーミン +18"
3位 サクソバンク +40"
4位 リクイガス +58"
5位 チームコロンビア-HTC +59"
6位 カチューシャ +1'23"
7位 ケースデパーニュ +1'29"
8位 サーヴェロ +1'37"
9位 AG2R +1'48"
10位 エウスカルテル +2'09"
11位 ラボバンク +2'20"
12位 クイックステップ +2'26"
13位 サイレンス・ロット +2'35"
14位 フランセージュデジュー +2'46"
15位 ミルラム +2'48"
16位 コフィディス +2'58"
17位 ランプレ-NGC +3'24"
18位 アグリチュベル +4'17"
19位 Bboxブイグテレコム +4'41"
20位 スキル・シマノ +5'23"
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1位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク) 10h38'07"
2位 ランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ) +00"
3位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ) +19"
4位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ) +23"
5位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、アスタナ) +31"
6位 ブラッドリー・ウィギンス(イギリス、ガーミン) +38"
7位 アイマル・スベルディア(スペイン、アスタナ) +51"
8位 トニ・マルティン(ドイツ、チームコロンビア-HTC) +52"
9位 デイヴィット・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン) +1'06"
10位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン) +1'07"
142位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム) +6'49"
156位 別府史之(日本、スキル・シマノ) +7'35"
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マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビアHTC)
→一覧
ユッシ・ヴェッカネン(フィンランド、フランセーズデジュー)
→一覧
トニ・マルティン(ドイツ、 チームコロンビアHTC)
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チーム総合成績
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ツール・ド・フランス2009第4ステージ グラフィックス
text:Yuki Ogawa
photo:(c)Tim De Waele&Yuki Ogawa
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ステージ&総合優勝者予想投票クイズ

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ピックアップライダー
![]() |
CANCELLARA Fabian ファビアン・カンチェラーラ国籍スイス生年月日1981.3.18所属チームサクソバンク身長185cm体重80kgニックネームスパルタクス、トニ・モンタナタイプタイムトライアリストクラシックスペシャリスト |
ピックアップライダー
![]() |
ARMSTRONG Lance ランス・アームストロング国籍アメリカ生年月日1971.9.18所属チームチーム・レディオシャック身長177cm体重71kgニックネームボスタイプオールラウンダー |

アームストロング「俺はこのレースの最強のひとりになりたい」
(2009/7/8)
両チーム落車もあり、満足いくレースが出来なかったフミとユキヤ
(2009/7/8)
ステージ成績
(2009/7/8)
個人総合成績 マイヨジョーヌ
(2009/7/8)
個人総合ポイント賞 マイヨヴェール
(2009/7/8)
個人総合山岳賞 マイヨブランアポワルージュ
(2009/7/8)
個人総合新人賞 マイヨブラン
(2009/7/8)
チーム総合成績
(2009/7/8)
カンチェラーラ、マイヨジョーヌを死守!ランス0秒差に迫る!
(2009/7/8)
10 コメンテーター: nobitaman コメント日: 2009/07/09 00:47:48
1stageで見て取れた通り、Mr.スピード違反、「オレ一人で行った方が速いぜ」とばかりに引きまくり。映像を見てた限りでは「彼が引いていない時間」の方が多かったような。それが実ってゼロ式でイエロー死守。スゴかった。個人的にはこのステージの勝者として、アスタナではなく「カンチェラーラ」を讃えたいですね。
そしてカザフ暴走族の皆さん、山の前に本気出し過ぎですよ・・・総合5位までに4人しかも実質同点一位。
4人の顔ぶれ見てる限り、シャンゼリゼでこのうち3人が表彰台独占してても特に不思議じゃないなあ・・・
もしそうなったら来年は分散して下さいねお願いしますよ。
ピレネーではいきなり波状攻撃かなー。
ガーミンの予想通りのバラスト投げ捨て加速作戦も見てて楽しかった。
基本的に5人で走ってあのタイムですから、カンチェラーラの次にすごかったと言えるんじゃないでしょうか。
いずれにせよ、やはりTTTは見ためも美しいし、個人TTより面白かった。来年以降も見たいです。
11 コメンテーター: felt コメント日: 2009/07/09 01:09:10
おじさん軍団大活躍、といったところでしょうか。ランスの年齢を筆頭にライプハイマーやクレーデンという名前を聞いてしまうと、ランスが引退をする前のツールを見ているような錯覚を覚えてしまいましたが、その中に唯一コンタドールの名前があるので今年のツールを見ているのだということを再認識させられている気がします。しかもこのおじさん軍団が誰よりも早くゴールしてしまっただけでは飽きたらず、マイヨジョーヌまでタイム差なしとはどこまでわがままなのでしょうか(笑)。しかしこれで集団のコントロールをする義務を負うことなく総合2位から5位までを占めてしまい、さらに皆が山も登れてしまうとあっては、この中から総合優勝が出るのは確実でしょうか。確かにツールはゴールするまでは何が起こるかわからないとは言われていますが、それが4人に同時に起きるとはなかなか考えられないですし。もしこれでアスタナの選手から総合優勝ができなかったら、かの毛利元就もびっくりだと思います。確かアレは3本の矢はなかなか折れないという事を息子達に言い残していたと思うので、今回はその3本よりも1本多い4本ですから・・・。
ただここまできたのであれば、ランスの3年ぶりのマイヨジョーヌを見てみたかった気もしますが。
12 コメンテーター: kohei_1991 コメント日: 2009/07/10 16:17:57
ランスがじわじわと迫ってきましたね〜〜〜。カンチェラーラはどうにかマイヨジョーヌを守りたいところですね!さすがランスLIVESTRONG!!!久しぶりにマイヨジョーヌ姿のランスが見れるかもしれませんね!いまでは過去の7連覇のことが日本の高校の英語の教科書にものっているほどの有名人です。日本にも優勝したら是非来てください!サイン待ってますよ!








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