2009/7/6 12:05


地元フランスのファンにとって、フランスチームの活躍は応援の楽しみのひとつ。そのフランスチームの中でも、特にフランス人率が高く“生粋”感のあるBboxブイグテレコムチームで、新城幸也がメンバーに選ばれたことは、ちょっとした話題になった。
1月に新メンバーとなって以来、デュナンで10位、トロフェ・デ・グランプールで10位、そして、ダンケルクでのステージレースで総合9位と、チームの予想を超える成績を挙げた新城。予定にはなかった4月のクラシックレース、フレーシュ・ワロンヌやリエージュ〜バストーニュ〜リエージュにも急遽お呼びがかかるなど、プロチーム元年は、快調なスタートを切っている。
「彼の一番の魅力は、周囲の声に常に耳を傾けることだね。」と語るのは、監督のジャン=レネ・ベルノードー。「言ったことをしっかり聞いて、素直に受け入れる。成長が早いのはそのためだよ。」
ベルノードーにとって、新城の5位入賞はまったくの計算外。とはいっても、もちろん、うれしい誤算だ。「ユキヤは2010年用の選手だ。そのために少しでも経験を・・と思って今年出してみたんだが、まったく驚いたよ。ほら、このとおりさ・・」監督が手に持った携帯電話には、さっきから祝福のメッセージがひっきりなしに入ってくる。『ユキヤの獲得は、最高のリクルートだったな!』
「ヴォクレールとルフェーブルとボネと僕、この4人がスプリント要員でいく、というのがオーダーでした。本当は、逃げに乗れたら良かったんだけど・・・」レース後、新城はそう言って苦笑いしたが、ベルノードー監督は、「経験が浅い分、ユキヤは未知数の選手だ。時に、こちらが想像もつかないことをやってのけてしまう。だから彼には、窮屈なオーダーを押し付けようとは思っていない。自由にやらせるのが一番だ。」と理解を示す。「テクニカルなコーナーや起伏の激しい第2ステージは、決して楽ではないレイアウトだ。今日のレースで光っていたのは、ユキヤがこの難しいコースで、実に器用に、そして快適にマシンを乗りこなしていた、ということ。彼はマシンの扱いが非常に巧い。」
「まだ24歳。彼は日本の宝になるよ。」監督は、わが子の成長を楽しみに見守る父親のような表情でそう結んだ。
日本人ライダーの出場だけでもビッグニュースだというのに、ロードレース初戦で5位!という快挙。しかし当の本人は、「おめでとう、、、なのかどうかはわからないっすね」と冷静だ。今日の好成績を、「運が良かった」と新城は語るが、勝負ごとにおいては運も実力のうち。スプリント自慢のライダーたちが本気で優勝を狙ってくる序盤戦のステージで、運だけでは5位には入れない。
「ゴール前の声援が(ほかのレースと)違いましたね。やっとツール・ド・フランスに来たんだな、っていう実感を得ました。」初日の個人タイムトライアルは、いま一つ波に乗り切れなかったと話していた新城だが、「明日以降が、良い方向に向かった。これからどんどん良くなっていったらいいっすね!」と瞳を輝かせる。
ツール会場を歩くと、あちこちから「アラシロ!」という声がかかる。ジャポネの新星は、一躍有名人だ。
text&photo:Yuki Ogawa


新城幸也&ベルノードー監督インタビュー
新城幸也 第2ステージで驚異の5位獲得!
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| 『レース後インタビューに応える新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)』 |
1月に新メンバーとなって以来、デュナンで10位、トロフェ・デ・グランプールで10位、そして、ダンケルクでのステージレースで総合9位と、チームの予想を超える成績を挙げた新城。予定にはなかった4月のクラシックレース、フレーシュ・ワロンヌやリエージュ〜バストーニュ〜リエージュにも急遽お呼びがかかるなど、プロチーム元年は、快調なスタートを切っている。
「彼の一番の魅力は、周囲の声に常に耳を傾けることだね。」と語るのは、監督のジャン=レネ・ベルノードー。「言ったことをしっかり聞いて、素直に受け入れる。成長が早いのはそのためだよ。」
ベルノードーにとって、新城の5位入賞はまったくの計算外。とはいっても、もちろん、うれしい誤算だ。「ユキヤは2010年用の選手だ。そのために少しでも経験を・・と思って今年出してみたんだが、まったく驚いたよ。ほら、このとおりさ・・」監督が手に持った携帯電話には、さっきから祝福のメッセージがひっきりなしに入ってくる。『ユキヤの獲得は、最高のリクルートだったな!』
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| 『やっとツールに来た実感が湧いてきたという新城』 |
「まだ24歳。彼は日本の宝になるよ。」監督は、わが子の成長を楽しみに見守る父親のような表情でそう結んだ。
日本人ライダーの出場だけでもビッグニュースだというのに、ロードレース初戦で5位!という快挙。しかし当の本人は、「おめでとう、、、なのかどうかはわからないっすね」と冷静だ。今日の好成績を、「運が良かった」と新城は語るが、勝負ごとにおいては運も実力のうち。スプリント自慢のライダーたちが本気で優勝を狙ってくる序盤戦のステージで、運だけでは5位には入れない。
「ゴール前の声援が(ほかのレースと)違いましたね。やっとツール・ド・フランスに来たんだな、っていう実感を得ました。」初日の個人タイムトライアルは、いま一つ波に乗り切れなかったと話していた新城だが、「明日以降が、良い方向に向かった。これからどんどん良くなっていったらいいっすね!」と瞳を輝かせる。
ツール会場を歩くと、あちこちから「アラシロ!」という声がかかる。ジャポネの新星は、一躍有名人だ。
text&photo:Yuki Ogawa

パリでグリーンジャージを手にすることは、僕の目標というより“夢”だ
(2009/7/6)
新城&別府インタビュー:新城「トマが牽いてくれたから5位に入れた」
(2009/7/6)
灼熱の集団スプリントはカヴェンディッシュが圧勝!初出場の新城は5位の快挙!!
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3 コメンテーター: RON コメント日: 2009/07/06 21:32:58
いやいや、ただただ感動しました。行けっ、新城!!!
4 コメンテーター: stayer コメント日: 2009/07/06 21:49:10
間違いなく、世界中がトップ10の表示画面にある「ARASHIRO」の名に「誰だこのジャポネーゼ」と驚いたはず
落車で有力スプリンター数名が消えたとはいえ
名だたるスプリンターの中に燦然と輝く新城選手の名前
昨日の中継を観戦していた日本人は
歴史の目撃者になれたことを誇りに思うでしょう
ありがとう、新城選手
そして、立派に仕事をこなしていた別府選手
次はFumyの番ですね
5 コメンテーター: vvega コメント日: 2009/07/07 16:36:25
私はゴールの瞬間手放しで喜んだけど、リプレイで新城選手の悔しそうな表情を見て、考えを改めました。
そうだよ。悔しいんだよ。
穫るならステージ優勝じゃないと。
ステージ5位じゃ、何年か経ったらだれも覚えてない。
それは本人が一番分かってるんだろうな。
欧州プロ1年目の初ツールで、しかもレース初日の5位でもあの表情だもんな。
いつか絶対やってくれるよ。
彼の可能性をビンビン感じたゴールシーンでした。








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